「三之助」の借金なしおぼろ豆腐。
「借金なし」とはこの豆腐に使われている埼玉の伝承大豆の名前らしい。
シンプルにそのまますくって食べるのが
そのまったりとした口当たりと甘さを堪能するには
一番な気がしますが、
少し残ったものをスープに加えてみました。
昨日のヴェトナムごはんの残りの
海老、もやし、パクチーなどを使って。
にんにく・唐辛子・ごま油で海老・しいたけ・もやしを炒め、
鶏がらスープ、パクチーの根を入れて軽く煮る。
一口大に切ったトマト、ヌクマム、刻んだパクチーを加え
ひと煮立ちさせます。
おぼろ豆腐をすくって器に入れ、スープを注ぎ、
こしょうをがりがりっと、レモンをきゅっとしぼっていただきます。
つるりと出現、おぼろ豆腐。
さて、
今日は母の日。
両家の親を招いてディナーとなりました。
西荻窪の人気のフランス料理店
「ビストロ・サン・ル・スー」にて。
前菜・メイン・デザートを選べるプリフィクスコース。
その選択肢の多いこと!
みんなおおいに頭を悩ませます。
アミューズには
メジナのカルパッチョ。
まわりのテーブルを見ていると
選んだ前菜によってアミューズが異なるようでした。
単純に在庫の問題だったのかもしれませんが・・
前菜
赤ピーマンのムース、
海老とキャベツのマリネをはさんだガレット添え。
リーフのサラダもたっぷり添えられています。
こんな組み合わせは初めてです。
もりもりっと高さのある盛り付けで、
とても食欲を掻き立てられます。
ムースは口に入れるとすっと溶けるような軽やかさ。
赤ピーマンの甘さがふわっと広がります。
ガレットはそば粉のクレープのことですが、
この生地にはパルミジャーノチーズでも入っているかのような
カリカリとした香ばしさと塩気が感じられました。
このガレットとムースが不思議とよく合います。
メイン
金目鯛のポワレ・野菜のグリル添え・セップ茸のソース
こちらもまたたっぷりの野菜の上に
鎮座するかのようにこんがり美味しそうな金目鯛が。
セップ茸はどこにいるのか結局よくわかりませんでしたが・・
泡立ったソースの中にでも存在していたのでしょうか・・
デザート
私ひとりだけ盛り合わせをお願いしてしまいました・・
旦那さんのお母様からも
「ほんと気持ちいいくらいによく食べるわね」
とおほめの言葉?!をいただく始末です。
ライムのタルト(レモンメレンゲタルトのライム版)、
ヌガーグラッセ(ナッツやドライフルーツが入ったアイスクリームのような。
メレンゲを加えているのでふわりとした口当たり)
チョコレートムース(ムースというよりクリームのように濃厚)
かんきつ類のジュレ、いちごのソルベ、ミルクのジェラート、金柑のコンポート・・
想像以上にもりもり盛り合わせでびっくり。
でも目の前にある食べ物は残せないたちなので・・
しっかり完食しました。
盛り合わせの良いところは
色々な種類を食べられるというのはもちろん、
溶けたジェラートがケーキのソースになったりして
新しい味の組み合わせを発見
(っていうほど大それたことでもないんですが・・)
できるという点もあるのです。
両家6人で会うのは実に結婚式以来。
でもそんなブランクを全く感じないほど
色々楽しいお話と美味しい料理で
あっという間に時間は過ぎて行きました。
また近いうちに
みんな元気な姿で会いたいものです。
肝心のひとことを言えなかったのでこの場を借りて・・
ママ、お母様、いつもありがとうございます!