いれもの蔓延る世界 | 佐野光来

佐野光来

佐野光来

鈍く鳴る除夜の鐘の音夜のふち揺れる脳おさえてなにをみてたの

変じゃない何度も何度も確かめてでていく君を見送った春

窓ガラスぶつかって死んだからっぽを誰が処理するかで揉めている

いかないで首根っこ掴むが空洞ベッドへ投げた知らんふりした

だからもう泣かないでよという僕のことばはちっとも届かないけど

眠くなるあなたのそばでまどろみの芝生を弾いたの青々とした