始めて金縛りにあったのが確か高校生くらいの頃。
それまでは母や姉の金縛り体験を聞いて、
「そんなことある訳ない!」
そう思っていました。
金縛りにあう直前に、耳鳴りのような人のざわつく声のようなものが聞こえ、途端に体が動かなくなる。
目は開けられて周りの景色は見れるけど声が出ない、体が動かない・・・
そんなことある訳ないでしょ!!
と、金縛りの未経験者なら思いますよね?
ところが・・・
私の身にも起こりました。
上記のような、耳鳴りの前兆サインが起こり、「まさか」と思ったら時すでに遅し!!
体が動かない!!
声が出ない!!
それどころか、肉体を離れて宙に浮いていく感覚!
「これはヤバい!」
そう感じた私は
隣の部屋で寝ていた弟の名前を懸命に呼びました!
声は出ない。
でも必死に呼び続けました!
その間も私は肉体を離れて浮いていく感覚。
ヤバい!このままでは死ぬ!
と、必死に呼び続けました。
すると、
隣との仕切りの襖がガラっと開き、その瞬間に金縛りが解けたのでした。
今思えば、あの時懸命に弟を呼んでいなかったらどうなっていたのか。
肉体を離れた状態で別の景色を楽しんで帰れたのか、そのまま帰らぬ人になったのか・・・
金縛りは実在するとわかった瞬間でした。