今年最も尊敬する人物の1位にトランプ大統領… | 佐野 浩のブログ

今年最も尊敬する人物の1位にトランプ大統領…

今年最も尊敬する人物の1位にトランプ大統領…ギャラップ社

 

 米ギャラップ社は2020年12月29日、「米国人が今年最も尊敬する人物」につき、全米の有権者に世論調査したところ、男性部門でトランプ大統領が1位で2位がオバマ前大統領だった、と発表した。


 CNNは2020年11月25日、米大統領選でバイデン氏が獲得した票数は8001万1000票以上、トランプ大統領の得票数は7300万票以上。トランプ氏の得票数は米史上2番目の多さ、と報じた。


 米国第一を主張し、温暖化対策のパリ協定から離脱し、米国の威信を低下させ、政府調査委が「不正証拠ない」としても、選挙結果を認めないトランプ氏をなぜ有権者は「最も尊敬する人物」とし、7300万票以上の投票をしたのか、謎である。


 朝日新聞デジタルの2020年10月17日は「アメリカの人種別割合の推移と予測」と題して、「2060年には白人が44.3%、黒人、ヒスパニック、アジア系、その他が55.7%」と報じた。


 さらに2018年9月2日のナショジオ日本版は白人女性の「公共のイベントに行くと、数で(非白人に)負けていることを痛感させられるわ。それでも行く気になる?」との声を載せる。白人は今、「自分たちが長年かけて造った社会、文化、宗教、道徳が変えられるかもしれない」との不安を抱いているのではないか?

 

遺伝子レベルの不安


 私はこの欄でも何度か「人は自分の遺伝子を次世代に伝えるため、他人より自分を、他の家族より自分の家族を、他国より自国を、他の民族より自分の民族を大切にしてしまってきた」と述べてきた。 


 今、米国の多くの白人がトランプを尊敬するのは、この遺伝子レベルの不安・危惧・拒否に由来するのではないか? 

 

 さもなければ先の謎は解けぬと思うがいかがだろう?