(期日)2007年1月 (宿泊)日帰り (移動手段)車
(剣山HP) http://www.ichiu.jp/ski/index.htm
県内でスキーに行く日、筆者は大体朝の5時起き。半時間で家族のウェアの防水をし、荷物を車まで運ぶ。その後子どもたちを起こすのだが、この時に手間取るのが長女。長男は最近意欲旺盛で、声をかけるとすぐに飛び起きるのだが、長女は朝が苦手で普段からギリギリまで寝ている。この日も出発の時間までに起きてこなかったので、置いて行く。長男は車の中で「海部から来ているYちゃんは朝4時に起きているのに長女はだらしがない」と、前日自分が負けた腹いせに暴れた者とは思えないほどの冷静な分析をしていた。
↑二日連続の練習に息込む長男
約1時間40分のちにスキー場へ到着。午前中の練習が始まった。ポール幅を変えて二種類のトレーニング。筆者も昨日に引き続きポールに入らせてもらう。苦手のスラロームでは外すこともあったが、横幅の拾いポールは何とか回ることができた。体が上下に揺れているので、固定するようにとのアドバイスもコーチからいただいた。長男は姉がおらず寂しいのではないかと思ったが、仲良しのR君とリフトに乗って楽しそうだ。
筆者は休憩時間にロッジに引き上げ、他の保護者の方からスキーの道具について教えてもらっていた。今、うちの子供たちが使っている道具はブーツ以外全て昨シーズン前に格安店で購入したものだ。当時はジュニア部に入る前で、レースに出ることなど想像もしなかったので質より価格、一番安いもので揃えた。今シーズンはブーツを変え、手袋やゴーグル等小物はジュニアのお下がりを譲ってもらったのだが、板を初めとしてまだまだレース仕様にしていかなければいけないものがたくさんある。
筆者が一番気にしているのは子ども達の被っているヘルメット。これも一番安いやつを買ったので、内部のクッションが十分ではない。長女に至っては「ハム太郎」のついた完全お子様仕様である。今年大山で行われる西日本大会や四国大会は上部の傾斜のきつい所にコースが設置されると聞く。転倒した時に大怪我をしないとも限らない。実際、1月にあった県大会の直前には練習中の県外の中学生が木に激突し、くも膜下出血で亡くなったそうだ。彼がつけていたヘルメットは砕けていたと言う。背筋に冷たいものが走った。最近、スピードや技術というものに捕らわれすぎて、それ以前に当然理解させておかなければならない安全面やルールの面での話ができていなかった事に胸騒ぎが起きた。
その時、場内放送が入った。
「ゼッケン100番のお子さんがパトロール室で休んでいます。」
・・・長男の番号だ!
急いでパトロール室に行って見ると、長男が椅子に座って足を押さえている。「ものすごい勢いでリフト下の網に突っ込んでいきました。ちょっと足を痛めているようです。」どうやら上級生の子と競争をしていてスピードを出しすぎたらしい。負けず嫌いの長男。上級生に先行されて無理にスピードを上げていった事が想像できる。引っかかったのが網で良かった。もしリフトの支柱や木に当たっていたらどんな事態になったことか。いやそれ以上に一般人に衝突していたら相手に大怪我をさせていたかも知れない。それから約1時間半、筆者の説教は続いた。長男の足の状態も心配だったが、まずきちんと反省させなければもっと大きな事故を起こすかもしれない。コーチにも一人ひとり頭を下げさせた。
練習は午前中で切り上げて、午後から病院へ。右足のひざの部分が腫れており、触ると相当痛そうだ。レントゲンを撮ったが幸い骨には異常がなかった。しかし、靭帯を傷つけているかも知れないので、二日後に再検査をし、その様子を見て治療の方針を立てるとの事。治療には早くて一週間、長ければ三週間ほどかかるらしい。今回の経験は長男には可愛そうだが、早い段階でこういう事があってよかったと思った。彼の性格から言ってこれから上達していけば実力以上の自信を持ち、やがて大変な事故を招くに違いない。痛い思いはしたが、これを貴重な経験と受け止め、もっとスキーに真摯に向かい合っていく姿勢が生まれれば大きなプラスとなるだろう。今は早く怪我を治し、一段と成長した姿を見せてもらいたいと願っている。




















