さのdeスキー倶楽部 -20ページ目

さのdeスキー倶楽部

子供たちと回った全国各地のスキー場とホテルの情報。
夏は海外のリゾートを中心に紹介するブログです。

(期日)2007年1月 (宿泊)日帰り (移動手段)車 
(剣山HP) http://www.ichiu.jp/ski/index.htm


 県内でスキーに行く日、筆者は大体朝の5時起き。半時間で家族のウェアの防水をし、荷物を車まで運ぶ。その後子どもたちを起こすのだが、この時に手間取るのが長女。長男は最近意欲旺盛で、声をかけるとすぐに飛び起きるのだが、長女は朝が苦手で普段からギリギリまで寝ている。この日も出発の時間までに起きてこなかったので、置いて行く。長男は車の中で「海部から来ているYちゃんは朝4時に起きているのに長女はだらしがない」、前日自分が負けた腹いせに暴れた者とは思えないほどの冷静な分析をしていた。


↑二日連続の練習に息込む長男


 約1時間40分のちにスキー場へ到着。午前中の練習が始まった。ポール幅を変えて二種類のトレーニング。筆者も昨日に引き続きポールに入らせてもらう。苦手のスラロームでは外すこともあったが、横幅の拾いポールは何とか回ることができた。体が上下に揺れているので、固定するようにとのアドバイスもコーチからいただいた。長男は姉がおらず寂しいのではないかと思ったが、仲良しのR君とリフトに乗って楽しそうだ。


 筆者は休憩時間にロッジに引き上げ、他の保護者の方からスキーの道具について教えてもらっていた。今、うちの子供たちが使っている道具はブーツ以外全て昨シーズン前に格安店で購入したものだ。当時はジュニア部に入る前で、レースに出ることなど想像もしなかったので質より価格、一番安いもので揃えた。今シーズンはブーツを変え、手袋やゴーグル等小物はジュニアのお下がりを譲ってもらったのだが、板を初めとしてまだまだレース仕様にしていかなければいけないものがたくさんある。


 筆者が一番気にしているのは子ども達の被っているヘルメット。これも一番安いやつを買ったので、内部のクッションが十分ではない。長女に至っては「ハム太郎」のついた完全お子様仕様である。今年大山で行われる西日本大会や四国大会は上部の傾斜のきつい所にコースが設置されると聞く。転倒した時に大怪我をしないとも限らない。実際、1月にあった県大会の直前には練習中の県外の中学生が木に激突し、くも膜下出血で亡くなったそうだ。彼がつけていたヘルメットは砕けていたと言う。背筋に冷たいものが走った。最近、スピードや技術というものに捕らわれすぎて、それ以前に当然理解させておかなければならない安全面やルールの面での話ができていなかった事に胸騒ぎが起きた。


 その時、場内放送が入った。
「ゼッケン100番のお子さんがパトロール室で休んでいます。」
・・・長男の番号だ!


 急いでパトロール室に行って見ると、長男が椅子に座って足を押さえている。「ものすごい勢いでリフト下の網に突っ込んでいきました。ちょっと足を痛めているようです。」どうやら上級生の子と競争をしていてスピードを出しすぎたらしい。負けず嫌いの長男。上級生に先行されて無理にスピードを上げていった事が想像できる。引っかかったのが網で良かった。もしリフトの支柱や木に当たっていたらどんな事態になったことか。いやそれ以上に一般人に衝突していたら相手に大怪我をさせていたかも知れない。それから約1時間半、筆者の説教は続いた。長男の足の状態も心配だったが、まずきちんと反省させなければもっと大きな事故を起こすかもしれない。コーチにも一人ひとり頭を下げさせた。


 練習は午前中で切り上げて、午後から病院へ。右足のひざの部分が腫れており、触ると相当痛そうだ。レントゲンを撮ったが幸い骨には異常がなかった。しかし、靭帯を傷つけているかも知れないので、二日後に再検査をし、その様子を見て治療の方針を立てるとの事。治療には早くて一週間、長ければ三週間ほどかかるらしい。今回の経験は長男には可愛そうだが、早い段階でこういう事があってよかったと思った。彼の性格から言ってこれから上達していけば実力以上の自信を持ち、やがて大変な事故を招くに違いない。痛い思いはしたが、これを貴重な経験と受け止め、もっとスキーに真摯に向かい合っていく姿勢が生まれれば大きなプラスとなるだろう。今は早く怪我を治し、一段と成長した姿を見せてもらいたいと願っている。

マウイ島のカアナパリビーチの有名なシュノーケリングポイント「ブラックロック」

たくさんの熱帯魚と共に、野生の海亀を二匹も見つけました。

悠々と泳ぎ回るその姿に感動。

「スキー大好き国内編」管理人sanodesu(否本人)が皆様の日ごろのご愛顧にお答えして、

特別イベント「さのですクエスト」を企画しました。

1~3位の方には本ブログのキャラである御本尊様のステッカー等を用意していますので、是非ゲームに挑戦して下さい。

さあ、あなたも下のバナーをクリック!


期間:2007年3月25日~6月30日

上記期間中に「さのですクエスト」で

第1位になった方には次の賞品をプレゼントします。

(1)さのですステッカー

(2)お名前・記録入り特製記念プレート

(3)さのです領民10名

また、第2位の方には領民5名と記念プレートを、

第3位の方には領民3名と記念プレートを進呈します。

(同じ方が複数エントリーした時は次点の方に進呈します)

(期日)2007年1月 (宿泊)日帰り (移動手段)車 (剣山HP) http://www.ichiu.jp/ski/index.htm


 我が家にとって今シーズン初のジュニア部のレッスンである。ジュニアの練習自体は12月末から始まっていたのだが、家族旅行などが重なりずっと参加できず、一ヶ月遅れのスタートとなった。この日、剣山スキー場はアレックス杯争奪技術戦とタイムレースが組まれており、ゲレンデは人でごった返し、練習もまともにできないのではという予想をしていたのだが、到着してみると思いの他、閑散としている。今年の「超暖冬」の影響でゲレンデ内にはほとんど雪がなく、わずかに初級コースのタートルコースに50cmほどの人工雪があるだけだ。設備面で見劣りのする剣山を避け、腕山に人が流れていると見える。しかし、おかげで休日にも拘らずリフト待ちはほとんどなし、ゲレンデも前週腕山が混雑していたのに対して、すごく空いている。



↑新しいメンバーも増えたジュニア部の練習


 この日は子ども二人の他、妻もゲレンデに繰り出した。北海道旅行で「前傾姿勢」を少しつかんだ妻はスキーにもずいぶん積極的になった。普段なら回数券で数回滑って一日を終わる所だが、この日は一日券を買うという。そして、実際ゲレンデに出ても転ぶ事が少なくなった。妻の転倒シーンがこのHPの売り物だったのだが、それが無くなるのは少々寂しい。


 練習は初級コース上部にスラロームのポールを立てて始まった。これまで主に大回りの練習ばかりしていたので、ターン幅の狭いスラロームはうまく回れるのかどうか心配だったが、何とか転ぶこともなく回っている。特に長男は昨年までハの字形だった板を揃えて曲がれるようになってきている。スピードにも乗ってコーチから「速くなったな」とお褒めの言葉をいただいた。

 これまでの子ども達の技術的な成長の過程を辿ってみると、連盟のレッスンはもちろんだが、長野や北海道で数日かけて滑った時に上達のコツをつかんで大きく進歩し、それが地元に戻っても継続されている。地元でいくら細かい点を言っても矯正できないのに、大きなゲレンデに行くと親が何も言わなくても自分で勝手に身につけている。レッスンのスタートは遅れてしまったが、先に広いゲレンデで思う存分滑らせてやれたことは決してマイナスではなかったように思う。


↑レース前に練習する長男          ↑今シーズン初めてのポールの練習だ


 途中筆者もポールに入ってみる。腰から下の細かい動きに課題を残す筆者はスラロームは苦手だ。途中何度かポールを外しそうになる。しかし、昨年に比べるとずいぶんスムーズに回れるようになった。本日午後のタイムレースは無料参加なので、家族全員で滑る予定だ。子どもに負けないように十分練習を積んでおかなければならない。


 子ども二人が「タイムでパパに買ったら何かくれる?」と聞いてきたので、まさかまだ負けることはないだろうと思い、「ゲームセンターでコイン100枚(千円相当)」と答えた所、子どもたちは歓声を上げて喜んだ。さすが、年始のお年玉777円しかもらえなかった長男長女。たった千円でそんなに喜ぶとは我が子ながら涙ぐましい純朴さだ。


 昼休みが終わり、タイムレースの時間になった。タイムレースとはスタート前に自分で滑走時間を予想して、その時間に最も近かった者から順位が決まるというルールで、技術水準に関わりなく完走すれば誰にも入賞のチャンスがあるという民主的なレースだ。本番前に一度どの位で滑れるのか子どもと三人で滑ってみた。最初に筆者が滑る。途中ポールで引っかかりそうになりながら何とか完走。タイム30秒。うん、こんなもんか。次に長男が降りてきた。ゴールイン。時計を見ると28秒。・・・一瞬目を疑った。スタート地点が見にくかったので、ストップウォッチを押すのが早すぎたのか???続いて長女が降りてきた。29秒


 ・・・うそだろう???信じられないがこのまま行くと子ども二人に負けてしまう。子どもが速くなったという事よりも自分がいかに遅いかを痛感し、大きなショックを受けた。もうこれからどんどん子どもに抜かれて、妻のような嘲笑を浴びるのか?そうなるよりはいっその事潔く今のうちにスキーと縁を切ったほうが得策か・・・などと思いをめぐらしていると、子ども達がこちらを見てひそひそ呟きあっている。

「こら、何を隠れて話しよんな。何を言っていたか話してみなさい」と言うと、長女が答えた。

「長男が言よったんよ。フフフ・・・。○○○○(長男の名前)28秒、○○○○(長女の名前)29秒、○○○○(筆者の名前)30秒、ビリ。

名簿の時に言っていた文句 をそのまま引用して父親の気持ちに追い討ちをかける長男長女。その顔が悪魔のように思えてきた。よくわかった。今日からは君たちは子どもでもなんでもない。全力を挙げて叩き潰す!憎しみの気持ちが大きく燃え上がる。



↑開会式で長男が怪しい動きをしている・・・    ↑何と!雪を食べていた!腹壊すぞ!


  さて、いよいよレースの時間だ。ゼッケン番号の若い者からスタートする。ジュニアの子どもたちと保護者は揃って最初に申し込んだので、参加者ほぼ全員の見つめる中での緊張のスタートだ。筆者は子どもたち数人が滑った後、大人で最初のスタートである。とても目立つ。子どもがスイスイ滑っているのに、自分だけポールに引っ掛けて転んだらどうしようか。子どもに負けたら悔しい気持ちと転べば笑いものというプレッシャーが次々に襲ってきてもうほとんどパニック状態である。


 そんな中、長男がスタートした。スタートダッシュは中々良かった。しかし、練習の時のような伸びがない。後で聞くと「途中速くなりすぎたのでスピードを落とした」と言っていたが、これは得意の強がりだと分析する。続いて長女。長女は練習の時はスタートに力がなかったが、本番では勢いよくでダッシュすることができた。しかし、長女が滑る頃には次は自分だと言う気持ちからもう前は見えていない。



↑レースを滑る長男。結果はいかに・・・?   ↑長女。長男より体を傾けている。




↑何と!妻も参戦。40人中37位と健闘。


 そして、いよいよ筆者の番。とにかく子どもにだけは負けんという気持ちでスタートと同時に漕ぎまくる。レース後半傾斜がほとんどなくなり失速。ゴールインしたが「ああーこれはもう負けたかも知れん」という状態だった。まあ何はともあれ転ばなくて良かったと放心状態の中で妻の滑りを見学。ハの字ターンで完走。転んでくれんと面白くないな・・・と自分はさておき他人の不幸を期待する筆者。




↑閉会式でキャプテンの持つトロフィーをじっと見つめる長男。

「あれは誰がもらうのかな?」と聞くと・・・

↑「わしじゃー!」と叫んだ。

 さて、全員の滑走が済み、いよいよ結果発表だ。上位から順に名前が読み上げられていく。タイムレースなのでもしかしたら・・・と言う気持ちがあったが、上位6名の中に家族の名前はなし。練習のタイムから自分が1位になると確信していた長男は発表が進むたびに顔が曇っていった。


 閉会式も終わり、滑走タイムを確認するためにデータを見せてもらった。さあ、子どもとの勝負はいかに・・・?表を見ると

筆者27.6秒長女30.8秒長男33.2秒とある。


・・・勝った!

 それまで不安一色であった筆者の顔は一気にバラ色に。

そして大声で言ってやった。

「○○○○(筆者の名前)27秒、○○○○(長女の名前)30秒、○○○○(長男の名前)33秒」

さすがに「ビリ」は言おうと思って口を押さえた。

そして、

「君たち、これからはパパを目標にしなさい」

と子ども達の両肩に手をやると長男の肩が震えている。

泣いているのだ。

父親に負けたことが悔しくて泣いている。

うんうん、その気持ちが大切だ。悔しいと言う気持ちが次の努力につながる。

次のレースではパパを追い越すように頑張ろうな・・・等と講釈を垂れようとしていた所、腹に鈍い痛みが走った・・・。


 長男の渾身の力を込めたボディブローだった。

 長男はトランプでもゲームでも自分の負けは決して認めない。自分が負けたのは全て相手が悪いと考える。ゲームで負けた時は盤ごとひっくり返すのが常套手段だが、今回は父親自体をぶっこわすつもりだ。

「あいた!何をしよんじゃー」

と叫んだ所、今度は下腹部にパンチが・・・。

「うぎゃー!」

さすがに腹が立ち思わず手が上がりかかったが、両手を振り回して攻撃してくる長男の涙で真っ赤な目を見ていると、何か可愛そうに思えてきたので反撃するのはやめた。二三発で。

そのうちに妻がやってきて、長男は「パパが自慢するんじゃー」と言って泣きついた。しかし、結果を見ると昨年あれだけ差のついてた他のジュニアとのタイムもずいぶん縮まってきた。早くから毎週頑張ってきた甲斐があったな・・・とまだ睨みつけている長男の顔に目をやった。


↑筆者は何と8位に入賞した。賞品はTシャツ!

 年が明けて初めての腕山。前週末に寒波が来た影響で50cmの人工雪の上に10cm程自然雪が積もっている。年末までの人工雪のみの状態とは滑り心地からして大きな違いがある。下の写真では長女の足元に大きな雪煙が上がっているのがわかる。そして、年末には使えなかった初級コースのナデシココースがオープンしていた。妻もこちらなら転ぶ心配もない。但し、初級コースは初心者が集中しているため時間を追うごとにもの凄い混雑となった。気をつけて進まないと、人に当たってしまいそうだ。また、このコースの特徴として初級のボーダーが非常に多い。ゲレンデ中央に平気で寝そべっているものだから、うっかりすると轢いてしまう。初級コース専門の妻も最後には「中級コースで滑ってみる」と言い出すほどだった。

↑大きな雪煙を上げて滑る長女     ↑長男得意の急斜面滑走

 そして、新たに登場したのが中級コース下部のミニキッカー。これが大盛況で、順番を待つ列が長くなってきたので、終いには一日券購入者に限り使用可能と放送されていた。子供たちも安心して入らせることができる位のキッカーなので、毎回滑り終わりの最後に飛んで楽しむ。この日は午前中は大回りの練習。午後は小回りをさせてみたが、長女は上半身の揺れがあるものの、板を上手に回し、いいタイミングで滑れていた。長男はまだ大回りパラレルができ始めた段階なので、小回りはまだまだだ。さあ、次回からは連盟の練習に合流する。ポールを使っての練習に上達を期待しよう。



↑いいフォームで飛んでいる       ↑筆者もジャンプは大好きだ



↑長女は得意のコブ斜面に        ↑妻も北海道旅行で上達した
我家では一番上手だ             中級のパノラマコースを余裕で滑降



↑一日いい天気で快適に滑った      ↑空の色がとてもきれいだ