集合場所に行くと。既に他の受験者は到着していた。1級受験者が1名、2級受験者が筆者を含めて2名のわずか3人しかいない。検定員も3名。その中に昨年いた理論派コーチの顔を見つけた。嫌な予感がする。6名で検定バーンのリーゼンコースへ向かった。リーゼンの上部はかなりの急角度の上、コブもできている。スタート地点まで滑り出してすぐにあの理論派コーチがコブ斜面で転倒した。コーチが転ぶようなところで我々がまともに滑れるのか不安だ。2級受験者は少し下がったところからのスタートだが、午前中に大勢の人が滑った後なのでゲレンデは荒れてボコボコになっている。しかも幅50mと狭い。700m程度の短い距離でリフトも使わずに四種目の試験を一度に行うという。通常はある程度の距離を滑らせて審査するのだが、この日は受検者が少なかったのでさっさと片付けてしまいたい気もあったのだろう。
筆写は今回で4度目の挑戦だ。今シーズンも何度か受けているので緊張は全くなかった。まず、小回りからスタート。小さなコブもあったが、スムーズに降りる事ができた。大回り。ターン弧が小さくなりすぎた。滑走距離の短かったので描いたイメージが悪かった。失敗だ。総合滑走。大回りと中回りでスピードを出して滑る。最後に中回り。毎回得点が出ない種目であるが、ターン幅に気をつけながら終了。わずか1時間のあっけない検定だった。
待たせていた子どもの所に行き、結果発表までの時間を使って再び練習を始める。パラダイスコースを一本滑った後、ゲレンデも緩んできたので再び上部のコースに出ようとセンター4の乗り場に向かった。筆者と長女が先に降り、長男を待った。ところが、いつまで待っても降りてこない。前週栂池で長女が迷子になった
が、今度は長男か?大山は自然の景観を残すためコース脇に表示が少なく、道が分かりにくい。別のコースに進んだのかもしれない。すぐに放送を入れ、呼び出しをしてもらうと共にリフトで上に上がってコースを探し始めた。30分ほど探した時に再び放送がかかる。長男は隣のコースのリフト下から見つかった。先週、長女が迷子になった時に今度迷ったらリフトに沿って滑り、乗り場の係員に連絡すると言ってあったので、その通りにしたようだ。見つかって一安心したが、二週連続の迷子事件発生に携帯電話の必要性を強く感じた。来シーズンは持たせなければいけないかもしれない。
子どもを捜していたので、検定の結果発表の時間を1時間も過ぎてしまった。もうスクールも閉まっているかもしれないな、と思いながら急いで発表場所に向かうとあの理論派コーチが待っていてくれた。ずっと無愛想だったコーチが満面に笑顔を浮かべながら出迎えてくれた。そして、「お待ちしていました。結果発表をしますから中へどうぞ」と言いながら部屋の中に案内してくれた。余りにも愛想がいいので、いい結果が出たのかと思っていたら結果は不合格。大回り・小回りが63点、他は64点だった。何と、昨年よりも点数が落ちている。大回りはターン幅を間違えたのでこの点が出ても仕方がないが、小回りは長野でも合格点が出たし、今回もそんなに悪くはなかったはずだ。愕然としながら「どこをどう直したらいいですか?」と問うと先ほどまでニコニコしていたコーチが急に厳しい表情になって「○×▽■◎※・・・」と専門用語を並べ立て、一方的にまくし立てて「・・・以上!」と結んで部屋を出て行った。何だやっぱり遅刻をして怒っていたのか?回りくどい表現をする人だと思いながらあっけに取られていると、別の検定員が「今彼が言った事はこういうことです」と解説を加えてくれた。どうやら内足の使い方が悪いと言う事だったようだ。
その後気を取り直して子ども達とチャンピオンコースに移動し、残る時間を練習した。長女は上半身を振る癖がついていたが、斜面に正対する事ができるようになった。スピードにも乗って随分フォームも良くなっている。2日間の練習の成果は大きく現れ、はっきりと目でわかるほどになった。宿に戻ると今日の夕食ジンギスカンが待っていた。骨付きのラム肉は柔らかくジューシーで子供たちも気に入っていた。この日も疲れていたので、早めに就寝。
↑夕日の中、チャンピオンコースを滑る。大会に向けていい感触をつかんだ二日間だった。
↑この日の夕食は大山名物ジンギスカン。 ↑長男お気に入りの骨付きラム肉
肉の量が多くて食べ切れないほどだった。
↑朝霧山荘に飾ってあった昔のスキー板。さすが歴史のあるスキー場だ。