そして携帯をなくしたふたりは、わらにもつかみたいような気持ちで、
ホテルのフロントのお姉さんに、タクシー会社の電話番号を聞き出そうと頼み込んだり、日本にいる母に電話して、携帯の着信音を鳴らしてもらったりしたが、結局どの方法もダメで、
もう手立てなし、という事実に再び絶望した。
多分帰りのタクシーの中に置き忘れたんだろう・・・
そして最後に、だめもとで、失くした携帯の留守電に、私たちの滞在先とホテルの部屋ナンバーを告げ(拾った人が悪い人だったら危なかっただろうけど)、連絡をくれるようにお願いします、というようなメッセージを英語でいれてみた。
すると、早朝、ホテルの部屋の電話が鳴った・・・!
同行人は間違い電話だと思い、切ろうとしたところ、
ちょっと変わってもらうと、
なんと、タクシーの運転手からだった。
用件は、電話を預かっている、ホテルに届けてくれる、と言う。
あぁもう、サンキューサンキュー、あんた大好きよ!みたいな勢いでお礼を言いまくる。
感激で胸いっぱいでしたよー!!
留守電メッセージを聞いて、部屋番号がわかったようです。
なんとも悪運の強い私たちです。
約束の時間よりかなり早く、黒人のドライバーはホテルの入り口までタクシーで来てくれました。
彼の名前を聞き、しっかりと硬く握手をし、心からのお礼を言い、気持ちをお渡しました。
そんなこんなで、あまり寝れなかったけど、予定通り、sohoに向かい、イタリア街のサンジェローナ祭がちょうどまっさかりで、ずっと果てしなく向こうのほうへ続く屋台を見物。
sohoは以前よりちょっとお店の数が減っていたかな。
グランドセントラル駅のショッピングモールは小さいけど、なかなかいいお店が入っていて、そこでいろいろお土産などショッピングしました。
旅の途中のハプニングは、そのときは、すっごく大変だけど、
いろんなことを学び、人の優しさに触れ、旅を思い出深くするものですね。
でも、ハッピーエンドだったから言えることです・・・(笑)