東京はこのところずいぶん温かかったのですが、
今日はちょっと肌寒くなるようです。
来週はもっと寒くなるのかな…。
あなたのところはいかがでしょうか?
さて、土曜日は、私のむかしの話をお届けしています。
*前回はこちら。
飲食業のほかに、
鍼灸院でもアルバイトをさせていただいて、
鍼灸学校も、さいごの3年生を楽しんでいるころ。
まさかの「第2寝たきり期」がやってきました。
*第1寝たきり期はこちら。
体をこわして、
それをきっかけに体を整える方法を知って、
「二度と寝たきりにはなりませんでしたとさ」
ーーとなれば、
おはなしとしては綺麗なのですが。
ところがどっこい、
そんなにうまくは行かなかったのですね〜。
なんでそんなことになってしまったか?は、
思いかえせば、いろいろな要素がありまして。
(とってもお世話になった先輩カップルの結婚式で、
かつて犬猿の仲と言われた同期とともに司会を頼まれ、
彼が魚市場で働いていたため、
打ち合わせが連日、午前2時からだったり。
「結婚式における司会」がどういうものか分かっていなかったので、
主役のおふたりに内緒で数々のサプライズを仕込んだり。
(関係者に呼びかけて記念文集をつくり、
お祝いとして米俵(こめだわら)を持ち込み(一俵は60kg!)、
人数的に式に呼べなかった後輩を、途中で5人も入場させたり、
式場のかたと勝手に打ち合わせをかさねて、
いろいろやっちゃいましたね…。
内輪だけのお式で、とても喜んではいただけましたが、
こうして振りかえるとなんともおそろしい。。)
それがまた、ちょうど卒論研究でいそがしい時と重なり、
そちらはそちらでもろもろある中、
グループ研究なのに、1人で過剰に背負おうとしていたりも。)
結婚式の司会と、卒論発表会と、
ふたつの山場を、はたから見ればとくに支障なく乗りきったものの、
終わったあとからは、糸が切れたように動けなくなり。
学校も、半年近くほぼ欠席して、
実家で寝たきりの生活が続いたのでした。
(あまりにもそのギャップが激しかったようで、
近くでみていたひとには
ありえない、気持ちわるい…と絶交されたほど。
そりゃそうだね💦と思いました)
ただ、
「司会とか、卒論研究のせいで体をこわした」
というわけではないことは、
そのころには、重々、わかっておりました。
これは、前に寝たきりになったときと
同じパターンだな…。
抱えこみすぎ、やりすぎで、
自分のキャパを超えてしまうとこうなるんだな…。
どんなに「こうしたら元気になる」と
知っていても、
自分が暴走したら、そりゃ倒れるわ、と。
自分のそういうパターンを
ゆるやかにしていかないかぎり、
同じような現象を何度でもくり返すもの。
そして、根深いパターンは
意思でがんばって変わるものでもないですね。
私もそのあとのいろいろな学びを経て、
潜在意識から変わってきて、
今では、寝たきり期をくり返すことからは
卒業できました✨
(でも、この第2寝たきり期には、
「数年で死ぬ人の舌をしている」と言われたり、
こりずに第3寝たきり期を迎えたりも。
そのあたりはまた来週以降におはなししますね✨)
むかしの私は、まぁまぁ極端だったかなとは思いますが、
でもじつは、
同じようなところがあるかた、
まだ体が動くからといって
無理をかさねているかた、
きっと、たくさんいらっしゃいますよね?
自分のキャパを把握したり、
体や心の自然にそって生活するのは、
なかなかに、難しいことなのですよね…。
(セーブして温存したり、
守りに入ってばかりがいいわけでもないし!)
体や心と、
どうつきあっていくのか。
どう生活するのが、
自分にとって、さらに楽で楽しいのか。
それは、誰もがそれぞれのかたちで、
一生お稽古していくことなのだろうな、
と思っています。