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今年に入ってお別れが多い。

会うが別れのはじまりならば、別れはまた出会いのはじまりだと、わかってはいるものの、どうにも整理がつかないことがある。

そういうことは、わかっているとは言わないね。

四ツ木斎場へ。

写真はわたしが昨年11月4日に撮ったもの。
おつきあは短かったものの、ご夫婦ともに明晰な方で、お会いして一緒に飲む機会を何度もいただけたのを嬉しく思います。

深川でお米屋さんをなさってたこともあり、落語近辺の話を、わたしなんかよりも、ずっとよく知ってらっしゃったし、それに鼻をかけることもなく、訊けば答えるといった、理想的な…そう、ご隠居さんて、こんな感じなのかなって。

勝手に、まだまだご一緒できるものだと、そう思っていたのに。

会いたいひとには、会いに行く。
話したいひととは、話しとく。

実際はそうカンタンにはいかないかもしれないけれど、大切なこと。

ありがとうございます。

さようなら。

わたしがこの世に在る限り、わたしの中に、わたしの落語の中に、いつまでも生きています。

合掌