維新・吉村知事「劣等感丸出し」英語スピーチで露呈した“米国奴隷”路線。だから無くならぬ警察「米兵の性犯罪」隠蔽 - まぐまぐニュース! (mag2.com)

2024.07.23

 

by 

Hirofumi_Yoshimura_2022-6-26

 

膨大な建設費の問題や人手不足など、さまざまな問題が指摘されている2025年開催予定の大阪万博。その万博を進める維新・吉村知事が、国際会議の後のレセプションで英語でスピーチをしたことが先月話題になりました。メルマガ『和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」』の著者で、現役の精神科医・作家の和田さんは、この英語スピーチが「維新のアメリカ隷属路線を世界中に知らせた」と指摘。さらに、沖縄でたびたび問題となっている米兵の「性犯罪」を県に報告しない警察の体質についても厳しく批判しています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:虐待と性犯罪

「虐待」と「性犯罪」に甘すぎる国ニッポン

ちょっと古い話になるが(6月25日)、大阪府の吉村知事が大阪万博の参加国を集めた国際会議の後のレセプションで英語であいさつをしていた。

自分が英語を話せるところを見せたかったのだろうが、いろいろな国が集まる万博なのだから、日本語で堂々と話して、今のAI技術を使って、すべての参加国のことばに同時翻訳がされるくらいのことをしてこそ、未来志向の万博に対するあり方なのではないか?

維新はアメリカ隷属路線をやめないことを世界中に知らせたように思えてならない。

 維新やウヨクは国連安全保障理事会の常任理事国入りを目指しているのだろうが、余計な金を使って戦争に巻き込まれるより、昔ほどではないが、かなりの金を国連に払っているのだから、日本語を国連公用語にする努力をしたほうがよほどましだ。

ドイツの人たちは、国連の総会をみるたびに、自国語が使われないので、やはりunited nations(連合国)の敗戦国なのだと思い知らされるそうだが、日本人はこういう奴隷根性だから、英語を使って喜んでいるし、英語が使えることを自慢したがる。

国に誇りをもてない奴がウヨクと名乗るのがぞっとする。

孫正義の周囲に“ぶっ飛んだ人間”がいない問題

そういえば、ソフトバンクのトップの孫さんが、自分の経営理念や未来予測などを語った。その中で、AIの進化について「4年間で1000倍になったんです。能力が」と断言して、「チップの数が10倍に、チップあたりの能力が10倍、それを扱うモデルソフト、これも10倍」と説明していた。さらに「すごいのは、ここから4年間でもう1回、1000倍になる」と予告して、12年で10億倍になると語っていた。

ただ、それによって、医療を変えるとかいいながら、アイディアとしては、「米国の全がん患者の半数にあたる770万人の医療データを2000の病院から提供を受け、また国内13病院とも提携し、AIで医療データを解析してがん治療に役立てる計画」の話をしていた程度だ。

本人も取り巻きも、既存の研究の延長線上でしかものを考えられないのだろう。

今の10億倍の処理能力になれば、医療はもっと個人差や心理状態にまで対応できるような新たなモデルになるはずだ。

AIがものすごい進歩をした際には、AIが考え付かないようなぶっ飛んだことをAIに命じる人間がAIを進歩させるのだろう。

もちろん、AIもすごい思考力が生まれるのかもしれないが、無から有を生むとは思えないので、既存の(もちろん世界中のありとあらゆる)データをもとに考えるのだろう。

実は隠しているのかもしれないが、孫氏の周囲にものすごくぶっ飛んだ人間はいない印象を受けた。

人間の名経営者でもAIを越えるのは難しいのだろうか?