映画「ひめゆり」のことを、以前書いたかもしれませんが、

このブログは「新聞」ではなく「旧聞」ですので・・・

 

 

 

  新聞というのは news を明治時代に訳したものなんでしょうかね。

 

  古いことは忘れよう、ということで、もうそれ自体が3Sだということですね。

 

  ひめゆり、もう当時で80才を超えた方が語る映画だったとおもうのですが、

覚えているのは:

 

  ”兵隊さん”に、よくそんなことができるねという意味のことを言われて

 ショックだったという述懐がされていました。

   そんなこと、というのは:

   ガマか何かの中で、“手術”が行なわれるのですが、

 その手術って、例えば切れた血管だの神経だのをつなぎ合わせて

 機能を回復させる、というような、医療ものドラマで出てくる話なんかじゃなく、

 放置しておいてもそこから壊死―多分ーしていくだけなので、

 切断してしまう、ということに過ぎない。

  その切断した腕なんかを、中に置いておいても腐乱していくだけなので、

運び出してどこかに捨てるしかない、それを10代の少女たちがしている、

それを見た兵士が驚いてそう言った、

そう言われてショックだった、というのですね。

  それはもしかすると、その少女が、ほんの淡い恋心を、その兵士に

抱いていたのかもしれなかった。

 

  少女たちは、なんかまともな病院で手伝うぐらいに思って駆り出されていた。

 

  上記の(元)少女だったか、他の方だったか、

ある兵士がたしか北海道の、すずらんが美しい地の出身で、

そのすずらんを送るよ、と言ったのだったか、見せにいきたい、と言ったのだったか、

でもそれはいわば遺言のようなものになってしまったのだった。

 

 あの戦争で、どれだけ多くの人が苦しんだかー日本人だけでも―知れないのだが、

沖縄は、その中でもー少なくとも日本の地の中では―けた違いに苦しめられた。

 それなのに、今もっと苦しめられようとしている。

 

 成立してしまった地方自治法改悪により、

”〇〇に基地を新設せよ”と“国”が指令すれば、

沖縄県は拒めないことになる。

  自民党等壊国政党が憲法に導入したい緊急事態条項の、

先取り。

 

  今日、沖縄慰霊の日というので、

 朝日新聞の顔「天声人語」もさすがに沖縄をとりあげているのだが、

 改憲策動には一言も触れず😱

  このままこんな新聞に新聞代を払い続けていいものかどうか迷いつつ、

 こんな新聞でも消えればもっと言論状況が悪化するだろうと思い、

 月約4000円の出費を「かみしめる」。

   (※ かみしめる、というのは、それが今日の天声人語の結びの語なので

   パロった。)