ある方のメールより

 

立憲民主党内部では、今回の3勝を得て、早くも泉健太続投の声が出ているとも伝えられている。バカかと申し上げたい。一過性の勝利で情勢判断を誤り、そのあとの国政選挙で敗北を喫した事例は最近でも事欠かない。そもそも価値観多様化の時代を迎え連立政権の時代が来ているのに、御用組合「連合」のご機嫌取りくらいしかできない泉健太執行部、しかも下記で申し上げるように、戦争準備法案・国民迷惑法案に次々と賛成をして自民党政治の補完勢力に成り下がっている現執行部が、政権交代を担えるような広く厚い有権者・国民の支持を得られるはずもないのである。

また、「市民と野党の共闘」に背を向けて、御用組合「連合」の代理店のように行動し、独善的な歪んだイデオロギーに基づき有権者・国民の利益や生活改善とは無縁な政策(軍拡+原発容認)をゴリ押しして屁理屈を並べる泉健太執行部が、全国規模で選挙で勝利できるはずもない。そんな野党第1党なら、自民党でもいいではないか、ということになるだろう。仮に選挙で勝ったとしても、「世直し」など、どこ吹く風となるのは目に見えている。さながら、先頭に立って軍閥主導の戦争ファシズム体制に突っ込んで行った戦前の社会大衆党のような様相を呈してきた立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」のごとしである。

(参考)泉健太立憲民主党が下記の「戦争準備法案」に次々と賛成=「脱憲反民主党」へ変質
 「軍事産業育成保護法」
 「経済安全保障推進法」
 「SC=セキュリティ・クリアランス法」(「経済秘密保護法」)
 「重要土地等調査規制法」で与党案よりひどい修正案を衆議院に提出
 「防衛省設置法等改正案」(下記参照)=指揮権の事実上の米国への譲渡とあいまって自衛隊が「米衛隊」に転換、指揮命令系統の統合でクーデタ危機深刻化(226事件再現の可能性?)

(関連)「防衛庁設置法等の一部を改正する法律案」に反対する声明
 https://www.jlaf.jp/old/jlaf_file/061113boueisyou.pdf

(関連)社会大衆党 - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E5%A4%A7%E8%A1%86%E5%85%9A

このまま泉健太立憲民主党執行部を続けることは、今後日本の政治を襲うであろう、政界の右翼的再編を歓迎する格好になるであろうことは必定だと私は考えている。一刻も早く、泉健太執行部を退陣させ、ホンモノの「世直し」を断行できる=自公政治の否定とオルタナティブな日本を築ける、そんなリーダーシップを持った新執行部を創り、挙党体制と「市民と野党の共闘」の態勢立て直しを経て、立憲民主党が積極攻勢に出ていくことを強く希望・期待する。それができる立憲民主党内の唯一のグループが、元気のいい女性議員たちではないのか?!(古参のインチキ保守の男性議員や腰抜け若手男性議員は後ろに下がれ)

私たち「世直し」市民の使命は、来たる国政選挙へ向けて、泉健太執行部の退陣、戦争準備法に加担するな、脱原発方針を徹底しその実現へ向けた各論政策を打ち出せ、「市民と野党の共闘」の態勢を立て直せ、の声を挙げていくことにある。間違っても時流に流され、「脱憲主義」に陥って「死に体」となっている泉健太立憲民主党に修正主義で臨むことではない。ホンモノの「世直し」ができないインチキ政権交代は2009年民主党政権の二の舞であり、そういうインチキ改革の後には、今以上にヒドイ保守反動が出現してくることを忘れてはならない(アベ政権が一例)。

衆院3補選は、新たな政治闘争の幕開けを伝える号砲である。情勢は「世直し」勢力に有利ではない。日和見は去れ、時流迎合では世の中は変えられない、中途半端は危機の時代においては最悪の結果を生む、「世直し」へ向けて中核勢力の形成を図り、地滑り的な勝利で「少なくとも10年間の安定政権」を樹立し、日本を「私たちの国」として取り戻す必要がある。