(2) 藤マリエ📷💙さんはTwitterを使っています 「体調不良 新型ウイルスワクチン後遺症? 1回接種の60代女性 不安訴え 2022/3/28 14:30 (最終更新: 2022/3/28 16:11) 新型コロナウイルスワクチンを接種した後に体調を崩した新潟県内在住の60代女性が、新潟日報社の「もっとあなたに特別報道班」に切実な訴えを寄せた。https://t.co/6HYAkFRpbx」 / Twitter

 

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体調不良 新型ウイルスワクチン後遺症?

1回接種の60代女性 不安訴え

接種後に体調を崩した女性。医療機関で受けた検査では異常が指摘された

接種後に体調を崩した女性。医療機関で受けた検査では異常が指摘された 

 

 新型コロナウイルスワクチンを接種した後に体調を崩した新潟県内在住の60代女性が、新潟日報社の「もっとあなたに特別報道班」(もあ特)に切実な訴えを寄せた。接種と体調不良の因果関係は不明だが、女性は「ワクチン『後遺症』かもしれない」との思いを拭えないでいる。

 女性は下越地方に住む医療従事者。昨年5月末に1回目のワクチン接種をした。米ファイザー製を打ち、その時は大きな副反応はなかった。1週間ほどたった6月初めの夜に突然、足の裏に「剣山で刺されたような強い痛み」を感じ、その日は一睡もできなかった。

 整形外科や神経内科を受診し、薬を飲んだが「効果は出なかった」。そのうち、起き上がることもできなくなった。上の血圧は以前は120前後で安定していたが乱高下するようになった。「接種も関係しているのでしょうか」。医師に聞いたが、はっきりとした説明はなかった。

 その後、足裏の痛みも治まり、夏には好きだったテニスができるまでになった。

 一方で、コンピューター断層撮影(CT)検査で「肺に影がある」と指摘されるなど、大学病院などでの定期受診が続く。

 接種前まで大きな持病はなかった。女性は「健康しか取りえがない人間だったのにどうして」と感じる。医師に相談し、2回目と3回目の接種は見合わせた。

 女性のように、接種後に体調不良が長く続く人がいるとの指摘を踏まえ、厚生労働省は24日、都道府県に相談窓口や医療体制の確保を求める通知を出した。本県はワクチンの副反応や安全性に関する電話窓口を設置済み。先月末までに約1万2千件の相談があったという。

 厚労省によると、全国の医療機関からの副反応疑い報告で、接種後に長く続く症状の原因がワクチンだと明確に認められたケースはないという。担当者は「因果関係の評価が困難な上に、さまざまな症状がある中で(長引く体調不良を)どう定義して人数を把握するのかも難しい」と説明する。

 女性はワクチン接種の必要性を感じているだけに、思いは複雑だ。「ワクチンは打った方がいい。でも、ある日突然、打てなくなる人がいることを知ってほしい」

◆医師の見方「持病ある人はかかりつけ医と相談を」

入江誠治院長

 情報を寄せた女性以外にも、「接種後の副反応ではないか」と悩む人がいる。コロナ後遺症外来を開設している新潟労災病院(上越市)の入江誠治院長(67)に、ワクチン接種後に起こる体調不良について聞いた。

 -ワクチン接種後の長引く副反応で受診した人はどれぐらいいますか。

 昨年10月の外来開設以降、5、6人が来院した。症状はさまざまで、脱毛と倦怠(けんたい)感という新型ウイルスの後遺症とうり二つの症状を訴える人もいた。肩の痛みが1カ月以上続いている人もいれば、膠原(こうげん)病の一種の「全身性エリテマトーデス」による筋肉痛が悪化した人もいた。

 -ワクチン接種が原因とみられる体調不良をどう考えますか。

 ワクチンの副反応が続く人がいるのは事実として確認されている。医療者も正直に伝えないといけない。

 ただ、起きる頻度は極めてまれだ。ワクチンのデメリットよりメリットがはるかに大きい。新型ウイルスの後遺症がワクチンの副反応より重くなる場合もあることも知ってほしい。

 -ワクチン接種後の体調不良にどう備えるべきでしょうか。

 一般的に、膠原(こうげん)病のような自己免疫性疾患を持つ人は新型ウイルスにかかると重症化しやすいとされるが、そういう人はワクチンの副反応も出やすいといわれている。

 持病のある人はかかりつけ医に相談し、納得した上で打つ必要がある。症状が出た際にどう対応するかも含め、事前にかかりつけ医とよく話し合っておくことが大切だ。

 副反応が長く続く時は、さまざまな症状に対応できるよう複数の診療科がある総合病院や大学病院での受診を検討してほしい。

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 新潟県のワクチンの副反応や安全性に関する電話窓口は県新型コロナワクチン医療健康相談センター、025(385)7762。全日午前8時半〜午後6時。