新しい自然免疫学―免疫システムの真の主役:書籍案内|技術評論社 (gihyo.jp)
2010年11月6日紙版発売
2013年5月17日電子版発売
審良静男研究室 監修,坂野
この本の概要
免疫システムは,「獲得免疫」系と「自然免疫」系に大きく分類することができます。
侵入してきた病原体(抗原)に応じた武器(抗体)をつくり,次にその病原体がきたときに備えるしくみを「獲得免疫」,
一方,
マクロファージや樹状細胞などが病原体をのみこむ(たべる)しくみを,「自然免疫」と呼びます。
20世紀の免疫学の主流は「獲得免疫」にあり,
原始的とされていた「自然免疫」の研究はほぼ頭打ちとなっていました。
しかしここ数年でその状況を覆した研究者がいます。それが審良静男です。本書は審良静男らの実績,研究にフォーカスしながら,現在にいたるまでの免疫学の歴史とともに,新たなる自然免疫システムについての考え方を解説していきます。