黒人少年が白人警官に(不合理に)撃たれたが警官は無罪という判決に
たいして黒人が大規模反対デモをしている、というのですが
どこかの局の”報道”をみていると、ナレーションと絵が合っていない。
白人が結構いる。
黒人だけが映っている画面は、きりとり方が小さく、5人程度しか写っていない、とおもいました。 


以下「しらくもの健康をとりもどそう」さんから教えていただいた In Deep さん
から
 



そのデモは、上のほうの写真にありますように「黒人暴動」という範疇を越えた、アメリカ国家に反抗する人々が人種は関係なく集まりだしたという感じのようです。

今後、デモが沈静化していくかどうかはわからないですが、今のアメリカは不満を持つ人たちが多いですので、爆発のキッカケは何でもいいという部分も多少あるのかもしれません。

昨年の、

アメリカの政府機関の閉鎖解除後に知り得たフードスタンプやイルカの大量死のデータ
 2013年10月20日

という記事にも書きましたけれど、アメリカは昨年の時点で、政府支給のフードスタンプを含めて、食糧支援を受けている人の数は1億人を越えています。

foodstamp-4700.gif

▲ アメリカ農務省の栄養補助プログラムに関しての監査報告書 より。


この数は、アメリカのフルタイムの労働者の数を上回っていたりします。

2013年7月8日の米国 CNS ニュース は「1億100万人が連邦政府から食糧援助を得ており、フルタイムの民間部門の労働者数を上回った」というタイトルの記事で、

アメリカ農務省の報告によると、連邦政府からの補助食糧援助(フードスタンプ)を受けたアメリカ人の数は米国の人口の約3分の1にあたる 1億 100万人に上昇している。農務省は昨年1年間で食糧援助に 1140億ドル(約 11兆円)の財政支出をおこなっている。

連邦政府からの補助食糧援助で生活している米国人の数は、民間企業で働いている労働者人口を上回っている。労働統計局の発表によると、2012年の時点でのフルタイム労働者人口は 9,718万人だった。

とあります。

もし、これでアメリカ政府に何らかの問題が起きて、食糧援助の 11兆円が支出できないような事態になれば、「1億人の怒れるアメリカ人たち」が出現するわけで、なかなかアメリカの前途も難しいものがあります。

日本もいろいろと前途は大変そうですが。