「いわき市民のブログ」さんから転載


環境省と福島大が報道ステーションの甲状腺がん報道にクレーム!環境省「誤解が生ずる恐れ。原発事故によるものとは考えにくい」
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-2066.html

当ブログでも前にご紹介した報道ステーションの甲状腺がん特集ですが、環境省がこの件について抗議していることが判明しました。3月に環境省が公式ホームページ上に「最近の甲状腺検査をめぐる報道について」という記事を投稿し、福島で増えている小児甲状腺がんを「原発事故の影響とは考えにくい」と否定。更には、福島県立医科大学も同じような声明を公式ホームページで発表しています。

福島大は「甲状腺がんの調査を本気でやってない」という指摘に対して、「県民どなたにも正確な検査を受けて頂くためには、知識・経験、技能を一定以上持つ検査者が同じ手法、精度で行い、統一した基準で継続して判定することが必要」とコメント。どうやら、福島大側は「調査するための人手や設備が足りない」と言いたいようです。

ただ、実際に現地の方が、「放射能関係の検査を要望しても追い返される」というような証言をしていることから、福島大のコメントは批判を避けるために発せられただけのように感じられます。環境省のコメントも、チェルノブイリ初期に放射能検査をちゃんとしていなかったことや、放射能被曝の表面化が従来よりも早い可能性を無視しているので、こちらも納得することは出来ません。
というか、政府はこんなことに反論する暇があるのならば、ちゃんと他の仕事をするべきだと私は思います。

・・・

チェルノブイリで小児甲状腺ガンが被曝の影響として国際機関で正式に認められたのは事故から10年も経ってから。