反原発仲間からピークオイル問題を教えていただきました。

いままで、石油は○○年に枯渇する、というのが、次に

石油は○○+20年に枯渇する・・・と先延ばし、先延ばしに

されてきたので、“狼が来た”と頻繁に叫ぶ少年が信用されなくなったというのと

同様、抽象的な危険のようにおもっている人が多いのではないでしょうか。

が、http://post-peakoil.com/

を読んでみたら、さ来年あたり以降、産出量は旧降下するという

話題で欧米ではもちきりのようです。

すべての危険と同様、ないと信じるのは危険。

この問題、ほらみろ、原発は要るという結論に使おうとする人は

ほんとうに認識不足。ウランの採掘・精錬・運搬にも石油は要ります。

それから何度も書きますが、原発は危険すぎるので、

定検や、ちょっとした危険信号で止めて検査・・・といったことを

しなければならず、決して安定供給源ではありません。必ず

火力発電のバックアップが必要。

また再生可能エネルギーでも解決はできません。

とくに太陽光発電と風力発電は、不安定すぎるので火力発電による

バックアップが必要なのだそうです。工場のコンベヤーの稼働は

ほんの少しの送電の揺らぎも許されないとか。家庭でPCが

オフになるぐらいのことはたいしたことではないのに比して。

また家庭でも、ALSのような、人工呼吸器が必要な症状の人には

停電は命取り。

またそこで生産するものの原料も石油。樹脂とか繊維とか医薬品とか

とかとかとか・・・

また農業機械を動かすのは?ハウスのビニールの原料は?

凍死より餓死が先かも。

とりわけ1980年ごろから、電気の使いすぎは目に余る。

このころたとえばトレーナーなるものが当たり前になり、毛のセーターが

敬遠されるようになりました。部屋を温かくして薄着でいるという

贅沢が始まった。それも石炭・石油ストーブではなく、エアコンなどで。

映画ホピの予言で、レーガンが笑いながら夏は涼しく、冬は暖かく

過ごす、というのですが、悪魔の顔に見えました。