2日ほど前の深夜のNHK深夜の番組:[再現不正確]


 富山のある地区で、兼業農家が10軒ぐらい集まって

農業組合法人(?)―アイリスという名だったとおもいます―を設立した。

子どもは農業を継がないどころか他県に行ってしまっている家が多く、

たまたま地域で兼業農家をしていた二人ーAさんとBさんに“白羽の矢”が

立って、二人はサラリーマンをやめて農業に専念するようになった。

つまり他の8軒の農作業を全部二人でするのだ。大変な作業だが

月給は20万円程度。がAさんが最もショックを受けたのは、月給の少なさ

ではなく、他の似た法人のメンバーから、「かわいそうにな」と

言われたことだった。

 アイリスの設立の目的は、このままでは皆田畑を手放すことに

なるだろう、現に砂利採取工場などに土地を売ってしまった人もいる。

小泉?政権の頃から土地を売りやすくなった。

それ以前から宅地化も進んでいる。

 メンバーはどれも米農家だが、米1俵60kgの値段は、バブルまで

上がり続けて一時2万2千円?にいったが、その後下がり続けて現在は1万5?千円程度。

 食糧管理制度ー米を国が買い上げる制度が廃止されたのも

大きい。

 これでは、兼業農家は、もうひとつの月給を、資材購入に充て、

農業のほうの赤字を補っている状態。

 Aさんたちの給料を上げるには、他の8軒にアイリスから払う

地代を月2万から月1万3千円に下げるべきだが、

他方そうすると低い地代を嫌がって、法人から抜けて土地を売って

しまう人が出てくるおそれがある。

 Aさんと、こうした状況を憂える理事長とは、盛んに

アイリスの米のセールスに歩いている。例えば

宇奈月温泉ホテル?といった富山でトップクラスのホテルなどに。


 映画「食の未来」:

 コーン1ブッシェルの価格を、仮にワシントンの顔が中心に描かれている

紙幣1枚分とする、グラフィックで、中間介在業者等々の金庫に入って

いく金額の比率分紙幣をちぎっていくと、農家の手元に来るのは

ワシントンの顔の中心部ぐらい・・・


 日米の違い:

 農業への補助金の額だろうとおもいます。