郡山の空手の先生クリリンさんのブログ

http://ameblo.jp/4493/entry-11484391590.html

から転載させていただきます

貝を測ったら、貝殻のほうからだけストロンチウムが出たそうで、

セオリーどおりといったところですね。


1970年代初めにはおそらく核実験の影響で日本人は平均1Bq/日のストロンチウム90をとりこんでいた

そうです。

白血病を含むがんがこんなに増えてきているのはそのせいでしょうか。

セシウムとことなり体外に出て行かないそうですから、うんわるくとりこんでしまった人からがんになっていくのでは?


ウクライナの基準は高すぎるのではないでしょうか。


↓以下転載部分:

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魚に含まれるストロンチウムについて① テーマ:震災、原発、日々のこと


誰にでもできる・桑野空手教室



郡山市の池田雅之です。

環境省より、

福島県の河川や湖や海域で昨年夏に採取した、

昆虫や甲殻類や魚類に含まれる

放射性物質の測定結果を公表がありましたので
ダイジェストにまとめてみました。



環境省水生生物ダイジェスト3月1日(金)(平成24年夏期調査分)


3月1日、

この日は環境省より、

福島県の河川や湖や海域で昨年夏に採取した、

昆虫や甲殻類や魚類に含まれる

放射性物質の測定結果の公表がありました。



海域は、福島県と宮城県南部の3箇所を調べ、

魚類(延べ24種)で放射性セシウムが5.9~126 Bq/kg検出され、

24種のうち4種(16.6%)の検体から、
ストロンチウム90が0.02~0.25 Bq/kg検出されました。

貝類は、延べ3種の検査が行われ、
ずべての検体から放射性セシウムが10~55.1Bq/kg検出され、

3種のうち1種(33.3%)の検体から、
ストロンチウム90が0.74~3.1 Bq/kg検出されました。



湖は4箇所の調査が行われ、

魚類(延べ37種)の全ての検体から、
放射性セシウムが9.1~4300Bq/kg検出され、

37種のうち5種(13.5%)の検体から、
ストロンチウム90が0.49~2.1 Bq/kg検出されました。

甲殻類は、1種の検査が行われ、
放射性セシウム156Bq/kgとストロンチウム90が10 Bq/kg検出されました。



河川は4箇所の調査が行われ、

魚類(延べ26種)の全ての検体から、
放射性セシウムが34~1,620Bq/kg検出され、

26種のうち3種(11%)の検体から、
ストロンチウム90が0.21~0.34 Bq/kg検出されました。

環境省の分析によれば、

おおむね春期(平成24年)の調査に比べれば放射性セシウムの低下が見られるものの、

河川・個沼では海域と比較して高い放射性セシウム濃度を示しているということでした。



ストロンチウム90の傾向を見ると、

海(いわき市沖久ノ浜)では、

ヒラメ(魚類)から、
ストロンチウム90が0.17Bq/kg
(セシウムとの比率153分の1)

マコガレイ(魚類)から、
ストロンチウム90が0.25Bq/kg
(セシウムとの比率208分の1)

マガキ(貝殻部)から、
ストロンチウム90が0.74Bq/kg
(セシウムとの比率39分の1)

アサリ(貝殻部)から、
ストロンチウム90が3.1Bq/kg
(セシウムとの比率1.5分の1)

ブリから、
ストロンチウム90が0.02Bq/kg
(セシウムとの比率600分の1)

ヒラメから、
ストロンチウム90が0.055Bq/kg
(セシウムとの比率291分の1)

が検出されています。



海と河川の、ストロンチウムとセシウムとの比率を比べると、
海は平均215分の1だったのに対し、
河川は2013分の1と、
海の方がかなりストロンチウム濃度が高くなっているいことがわかります。

それだけ海に放出されているストロンチウムの量が多いのかもしれません。



また。アサリなどの貝は、
貝殻の部分と、軟体部と分けて計測が行われおり、
ストロンチウム90が検出されたのは貝殻の部分からだけでした。
(軟体部は検出限界値以下)

貝殻の部分は食べませんが、
このアサリをおみそ汁に入れたら、
ストロンチウム90が溶け出したりはしないのでしょうか?



財団法人日本分析センターの「食品と放射能」というホームページをみると、

http://search.kankyo-hoshano.go.jp/food/servlet/food_in;jsessionid=2c30bb8d9c5b85178c7020266335f64f2b32?pageSID=343_2c30bb8d9c5b85178c7020266335f64f2b32

日本の過去の食品のストロンチウム汚染状況をみることができます。

それによると、ヒラメ(魚類)からは過去に、

最大で0.017Bq/kg(1973年)

のストロンチウム90が検出されています。

1960年代といえば、大気中核実験が盛んに行われていた時代であり、
その当時の日本人は、1日に平均1ベクレルのストロンチウム90を取り込んでいたと推定されています
(原子力資料情報室「放射能ミニ知識」より)。

http://www.cnic.jp/modules/radioactivity/index.php/8.html

今回ヒラメから検出されたストロンチウム90は、0.17Bq/kgでしたので、比較すると

大気中核実験当時の10倍

の濃度であることが見て取れます。



カレイからからは過去に、

最大で0.27Bq/kg(1964年)

のストロンチウム90が検出されています。

今回マコガレイから検出されたストロンチウム90は0.25Bq/kgでしたので、比較すると

大気中核実験当時と同じレベル

の濃度であることが見て取れます。



カキからからは過去に、

最大で0.28Bq/kg(1966年)

のストロンチウム90が検出されています。

今回マガキ(貝殻部)から検出されたストロンチウム90は0.74Bq/kgでしたので、比較すると

大気中核実験当時の約3倍

の濃度であることが見て取れます。



アサリからは過去に、

最大で0.78Bq/kg(1966年)

のストロンチウム90が検出されています。

今回アサリ(貝殻部)から検出されたストロンチウム90は3.1Bq/kgでしたので、比較すると

大気中核実験当時の約4倍

の濃度であることが見て取れます。



過去と比較してみると、魚介類のストロンチウム濃度は、
(一番汚染されていた時期よりも)数倍高くなっていることが見て取れます。



現在福島県の海域では、コウナゴ(魚類)の重点調査が行われており、
今後、5回の調査全てで基準を下回れば、
4月からは(出荷を前提とした)試験操業が始まります。

しかし(報道では放射性セシウムの数値しか発表されず)ストロンチウム90の検査が行われているのか?全くわかりません。

試験操業の可否の判断は、
魚介類のストロンチウム90の検査をきちんと行ったうえで、
行ってもらいたいと思います。


またそのほかの調査を見ると、

湖沼では

ウチダザリガニから、
ストロンチウム90が10 Bq/kg
(セシウムとの比率15.6分の1)

コクチバス(魚類)から
ストロンチウム90が1.2Bq/kg
(セシウムとの比率258分の1)

ギンブナ(魚類)から、
ストロンチウム90が1.6 Bq/kg
(セシウムとの比率80分の1)

ウグイ(魚類)から、
ストロンチウム90が0.29 Bq/kg
(セシウムとの比率548分の1)

コクチバス(魚類)から、
ストロンチウム90が0.43 Bq/kg
(セシウムとの比率414分の1)

ニゴイ(魚類)から、
ストロンチウム90が0.4Bq/kg
(セシウムとの比率193分の1)


が検出されています。



また河川では、

コクチバス(魚類)から
ストロンチウム90が0.34 Bq/kg
(セシウムとの比率1558分の1)

アユ(天然遡上)から
ストロンチウム90が0.21 Bq/kg
(セシウムとの比率405分の1)

ナマズ(魚類)から
ストロンチウム90が0.49 Bq/kg
(セシウムとの比率4040分の1)

コクチバス(魚類)から
ストロンチウム90が
2.1 Bq/kg(セシウムとの比2048分の1)

が検出されています。


湖沼と河川の(セシウム:ストロンチウム比)を比較すると、

湖は平均251分の1だったのに対し、河川は2013分の1と、

湖の方がかなりストロンチウム濃度が高くなっているいことがわかります。


今回はワカサギの検査かおこなわれていませんでしたが、

ワカサギからからは過去に、

最大で0.27Bq/kg(1978年)

のストロンチウム90が検出されています。


今後はワカサギのストロンチウム検査もしっかりと行ってほしいと思います。




この検査データーに登場する、
オタマジャクシや、カエルや、ザリガニ、トンボや、オニヤンマは、

子どもの頃、山や小川などで取って遊んだ、
(私にとって)馴染みの深い生き物たちです。

私の職場の裏には小川が流れ、
暖かい季節になると、
子供たちが今も生き物を捕まえ遊んでいます・・・

「オタマジャクシより放射性セシウム750ベクレル」とか、

「アメリカザリガニから放射性セシウム660 Bq/kg」とか、

「水生昆虫から450ベクレル」とか、

「アユよりストロンチウム90が10ベクレル」という数値を読むと、

こうした放射能の危険性を、
学校や幼稚園などで、きちんと子供たちに伝えてゆく必要性を、強く感じます。

そのためには、新聞やテレビなどの報道が問題点をしっかりと分析し、
市民に問題提起してゆかなければなりません。


しかし福島民報を読むと、今回の水生生物の調査についての報道は、

「水生生物のセシウム濃度低下傾向」

との見出しで、27面に小さく紹介されているだけで、

ストロンチウム90が検出されていることや、

アメリカザリガニから放射性セシウム660 Bq/kgが検出されていることは、

全く報じられていませんでした。



チェルノブイリでは、
ストロンチウムの健康影響の大きさを深刻にとらえ、

ストロンチウム90の食品基準を定め、計測もきちんと行っています。

それによれば、
ベラルーシのストロンチウム90の食品基準は、

パンやジャガイモなどの主食が3.7/kg



ウクライナのストロンチウム90の食品基準は、

パンやジャガイモなどの主食が5 Bq/kg

魚は35 Bq/kgと定められています。

新聞には、(こうした他国の取り組みなども含め)
スロンチウムについての報道をしっかりと行ってほしいと思います。