順不同ですが、思い出すままに箇条書きでメモしておきます。

ノートを入力できたらまた載せていきます。


◇シーベルトという単位には実は意味がない。あまりに仮定の要素が

混じりこんでいる数字だから。放射線量を測るには

客観的なベクレルを使うべきである。

◇暫定基準値500Bq/kgは、欧米と共通ではあった。しかし

 その意味は、例えばスウェーデンにものすごく硬い岩がある、

 その岩を掘って、戦闘機を隠したり、原発事故などに備えて

食料を保存したりしている、しかし、ほんとうに原発事故が起きたとき

その保管スペースから家などに籠っている人に直ぐに食料が

届けられるかわからない、渇きや餓えで死なないように、

とりあえずはその程度の汚染のものを飲食してもしかたがない、

しかしそれを超えたらいくらそういう状況でも飲食してはならない、

そういうぎりぎりの値ということである。

 ところが日本では、2012年4月まで、これが、これ以下なら

“安全”という意味でこの高い暫定基準値が使われた。

◇日本の政府はICRPの見解を留保なく採用している。

 ところでWHOは結核などについては非常にりっぱな基準を

 示している機関だが、放射能についてはなぜか独自の基準を

もうけることなくICRPのいうことをそのまま採用している。

◇事故後しばらくしてから漸く政府が公表した、北西にに向かって放射能が出ている=つまり飯舘村周辺がとくに汚染されたことを示す地図が

でまわっている。だがそれは、最大放出されたときにたまたまその向きの

風が吹いていたからそうなったということに過ぎず、風向きは頻繁

に変化するのだから、ありとあらゆる方角が汚染されたのである。

◇報道されなかったがたとえば米軍は、米軍兵士とその家族の避難の

 ために、米軍の飛行機を総動員し、また高額の金をかけて

民間機を何度もチャーターした。

 トモダチ作戦と呼ばれたロナルドレーガンの一つの目的は

放射能測定だった。これは世界一放射能汚染に強いといわれている

艦船だったが、たった一日で、あまりに高い放射線量に堪えられず

撤退したのだった。

◇東電もいったん全員逃げるという決断をしたのである。

 それを菅首相にどなられて撤回した。

◇東電は約7時間冷却できなければ爆発するということを

 初めから知っていた。

◇これはツイッターから得た情報であるが、製薬会社は

 福島でのMRの処遇を次のようにしていた。

 A社 福島勤務に5万円/月支給

 D社 原発から○十km は立ち入り禁止、病院には宅急便で

送る

 E社  福島県に転勤したい人は即日転勤可能

 G社 半年ごとに異動

 H社 福島県勤務希望者を中途採用して福島に配属

 Hはともかく、上4社の処遇は当然のことだとおもう。

 そうでないほうがおかしい。    

◇大地を守る会や生協などで、10Bqという自主基準を設けて

いるところがあるがどうかという質問に対して:放射能は毒である。

砒素などについて、この水の砒素濃度は低いから平気で飲むという

発想をするか。する人はいないであろう。ではなぜ放射能については

低線量だからだいじょうぶということになるのか。

◇日本人はほんとうに考えるということをしない。これは医師にも

顕著な傾向である。学会で新しい知見が発表される。それを

自分の従前の研究と照らし合わせて、新たな自分の見解を

樹てるというのでなく、権威がある人が言ったのだからそうなのだろうと

そのまま鵜呑みにする。

 小さい子のお母さんだから、医師だから放射能の問題について

敏感だということはなく、人によるのだと言える。

◇12日時点で、東京にいる子どもに九州に逃げるように言った。

 私も逃げたかったが医師なのでそうもいかず、広島長崎の

 惨状を知っているので、そのように自分もなるだろうとおもいながら、

 殉職する覚悟だった。

 しかし翌日病院に行ってみると、他のスタッフは全く平気で、

窓を閉めたり換気扇の目張りをしたりというようなことも一切することが

できなかった。