昨日報道ステーションで、ヤマト運輸ーヤマト・ホールディングという

らしいーが、運送だけではなく仕入れに協同しているということを知りました。

喜界島での試み。島民が頼りにしている唯一の?商店で。

 卸商と契約して、立替払までを卸にしているというのです。

 通常は、小売店と卸商の間に銀行が入っています。

 説明ではよくわからなかったのですが、多分小売店が卸店宛手形を発行

するのだとおもう。手形の支払い期日に、もし発行者の資金が銀行に

ないと、事実上発行者はもう手形が使えなくなる。

 自転車操業という語がありますが、ほとんど全ての商取引は

自転車操業で、仕入れ資金が潤沢にあるのではなく、手形を

発行する=銀行から借りるというステップを踏んで仕入れをしている

ということです。

 頭がわるくて商法がとくにわからなかったのですが、多分

上に書いたことで大体合っているとおもいます。

 ヤマトが、立替払いをするということは、銀行を介さないと

いうことです。これは大きな挑戦です。

 諸悪を作り出しているシステム=ピラミッドの、最上階から2番目か

3番目に銀行がいるらしい。そしてほとんど全ての国にある銀行が紙幣を発行しており、金の流れを自由に操っているらしい。

 かといって、紙幣の発行権限(権力といったほうがいいかもしれない)

政府(官僚と議会という意味で使います)が取り戻したとしても、政府

自体が腐敗している現状では、何も変わらない。

 大事なのは物々交換に近い形にもっていくことでしょう。

 ヤマトのやり方は物々交換に近いのではないでしょうか。

 なぜこんなことができるのかというと、ヤマトのネットワークが

非常に細かく全国に張り巡らされていて、どこの店なら

経営が健全かということが見える、それでこの店なら立替払いを

してもリスクが少ない、とこまめに判断ができるのだそうです。

 その喜界島の店主さん(たしか30代でまだ若い!)によると、

このヤマトの試みにより、従前注文から入荷まで2週間かかっていたのが、

半分の1週間に短縮されたそうです。この1週間の短縮というのは

喜界島にとってとても大きい意味をもつそうです。台風が近づいてきたと

わかると、それを見越して5倍の量の仕入れをする、といったことが

できるようになったそうです。台風の直前には実際5倍売れるそうです。

 ヤマトとの提携により品揃えが豊富になったというその中身が

MSGがたっぷりは入っているカップラーメンというのはいただけない

のですが、少なくとも台風のときは、船が入ってこないので、嵐がおさまるまで

食いつなぐ、そのためには必須の食品として捉えられているようなのです。

 

 ところでC生協は、ノンカップラーメンというのを扱っているのです。

これはラーメンどんぶりに、袋の中身(麺と“かやく”)を入れて

熱湯を注ぎ、ふた(皿でもなんでもいい)をして3分待つというものです。

 これは、プラスチックごみを少しでも減らせるし、スチロールの成分が

熱湯や油や塩分で溶け出すという心配はないし、そういうことを

かんがえているメーカーなのでMSGは避けているので、

こうしたものを使ってくれれば少しはましかなとおもうのですが・・・

 ただ島で水も乏しい、洗い物も減らしたい―となるとノンカップラーメン

でもだめなのかどうか。


 で、またヤマトの話に戻りますが、郵政民営化の後どういうわけか、

ローソンがずっとヤマト運輸の代理店になっていたのが、郵便局のゆう

パックに変わってしまったのですよ。民営化をすすめたのは

小泉政権、○ックフェ○ー系ですよね。ローソンは○菱系。

関係あるのかしら。

 ということもあり、わたしはヤマトにやや肩入れしているところがあります。