日本は尖閣諸島の中の二つの島について公式に中国名を使用

してきているということをある方から聞いたのですが、

その名が聞き取れずにいました。

 名前は象徴ないし記号にに過ぎないとはいえ、支配の

事実だけではなく意思を表現するという意味で重要なものでは

ないでしょうか。(一般に所有には、占有の事実のみではなく

意思が要るのです。民法の時効の条文参照)だからこれは、

尖閣に領土問題は存在しない、と

日本政府が主張するためには非常に不利な事実です。

 今調べてみて海上保安庁のHPの海図がそうなのだと

わかりました。

 http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN11/anzen/Us97/US97.html

 「在日米軍訓練地域」というバナーをクリックすると

地図が出ます。そこに「黄尾嶼射爆場」、「赤尾嶼射爆場」という

名がついていました。

 この名詞はウィキペディアの「尖閣」の項には登場していません。

ウィキは、比較的ニュートラルに書かれているのですが・・・

このことからもほんとうに危ない状況だとおもいます。

 戦争は、それでもうかる人たちが煽って起こしている

(いろいろな国の支配者を操って)ものなのに、

それに気づかない人が多いようです。

 この島名について、以下ブログを発見しました。

 この方はブログ名からして、日本の領土をー正統(「正当」

ではない)なものである限りきちんと主張・確保しようと

いうことに情熱をもっている方とお見受けしますが、

戦争は避けたいということのようです。こういう方は

愛国者と言うべきでしょう、愛国者を名乗る売国者ではなく。

 大事なのは、領土を確保すること自体ではなく

この国(まあどこからどこまでがこの国なのかがまさに問われて

いるのですけれども)の住民ー一応日本人と呼んでおきましょう―が、

安心して幸福に暮らせることです。尖閣の所有を争う戦争などをしたら、

日本人は明らかに不幸になるのです。

 

 (「国」とは何かという問題は別記事で書く予定です)


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「にほんの島 クナシリ・エトロフ」さん

http://blogs.yahoo.co.jp/ak08880/53323838.html


http://senkakujapan.nobody.jp/page005.html
http://senkakujapan.nobody.jp/page005.html

#(3) 各島の地籍
北京週報の日本語版

http://www.pekinshuho.com/04-15/15-diaoyudao.htm
 1996年10月18日付 「人民日報」第8面で鐘厳は、「釣魚島問題に

ついて」の中で下の様に書いています。
 日本の地図や公文書ではかつて、島の中国名を正式に使用していた

ことがある。統計による と、1935年から1970年にかけて日本で出版され

た地図21種類および大百科事典の3分の2に 「尖閣列島」の記載がなく、

「魚釣島」と記載しているものもあった。日本では釣魚島に属する
島々の呼び方は混乱している。日本が最初に呼ぶようになった

「尖閣列島」は、沖縄師範学校 の黒田岩恒教諭が1900年5月、

イギリス人が呼んでいた「尖頭諸島」から名づけたという。

日本 政府は1921年7月25日、同島の「国有地」編入に際して、

赤尾嶼を「大正島」と改称したが、日本政府はこの名称を

長い間正式に使用しなかった。第2次世界大戦後に

日本が連合国司令部 に提出した、海上保安庁水路部の海図は、

依然として中国が命名した黄尾嶼、赤尾嶼を使用し ている。

米軍占領下の沖縄県が1969年に発した正式文書や掲示でも、

黄尾嶼、赤尾嶼などの 島名が使用されている。1969年5月に釣魚島海域

に石油が埋蔵されているとの情報が流れる と、沖縄県は石油会社から

相次ぐ調査申請を受け、同県石垣市長の命令で釣魚島に目印となる杭を

建設、黄尾嶼を「久場島」、赤尾嶼を「大正島」と再度改称した。
 しかし、これら島々の名称は勅令による命名を経ていないため、

1972年以前の日本政府は各島 の島名を出して領有権を主張せず、

漠然と「尖閣列島」または「尖閣群島」と呼んでいた。今日に
至るまで、これらの島に中国名を使用している日本地図も依然

存在しており、平凡社が1984年 に出版した『世界大地図帳』には、

はっきり漢字と日本語読みで「魚釣島(うおつりじま)」、「黄
尾嶼(こうびしょ)」、「赤尾嶼(せきびしょ)」と表記されている。

また、現在日本政府や沖縄県の 正式文書でも黄尾嶼、赤尾嶼という

呼称を使用している。防衛庁が1995年2月に衆議院予算委員会に

提出した「防衛庁資料」でも、中国名の黄尾嶼、赤尾嶼が使用されている。

 どうでしょうか。私がこのホームページの「初めに」の中で言っている、

「尖閣諸島の政府独占は危険だ」というのが事実だとお分かりになって

もらえたでしょうか。私は日本政府に尖閣諸島は管理できないと考えて

います。政府が管 理すれば中国の思いのままになる。尖閣諸島は

危険であると断定します。尖閣諸島を民間に開放し、日本経済に

組 み込む案を在野の賢人に仰ぐべきです。そしてその構造を

守る為に政府は行動すべきです。