原爆による奇形児を取り上げた助産婦の証言
2012年10月24日(水) posted by kaori-roselove
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 上記タイトルと、:::::以下の本文は kaori のブログ 
http://ameblo.jp/kaori-roselove/entry-11387480631.html
からの転載です

 電力会社や文科省が、得意げに、放射線による“品種改良”を
紹介している。これは染色体に異常を起こさせるということを
自分で認めている。
 
 以前「ジョニーは戦場へ行った」という映画を観たけれども、
以下の頭蓋骨が体をなしていなかった事例というのは、
フィクションを超えている。

 福島原発事件も含めて、原発は、戦争と同じか、それを超えている。
どう生きるのかをどこまでもつきつめなければならない事態を
作出した点で。
 もう一点似ていることがある。自然現象ではないということにおいて。


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以前にも心配している事を書いたのですが、妊娠中またはその後に放射能被曝をしたお母さんから生まれた子供たちへの心配です。


南相馬や福島市から避難されたお母さん、千葉の工場近くから避難されたお母さん方との交流を思い出すたびに、被災者の皆さんが心配です。あまり、話題にはしたくないのですが・・・。
為政者への覚醒の為に・・・。



甲状腺に異常を持つ子供の人数は公表されましたが、産院や産婦人科医がたぶん掌握しているであろう上記の異常出生児については、これまでに報道があったでしょうか。


もしなくても、広島における下記のような助産婦さんの記事を読めば、今の日本での出生異常が想像されます。


画像はリンク先で見てください。




以下転載
原爆による奇形児を取り上げた助産婦の証言


http://blogs.yahoo.co.jp/mitokosei/30256009.html


助産婦としての被爆後 岡村ヒサ (1990年 86歳)


 私は昭和20年当時、尾長町で産院を開業していました。41歳でした。その頃はまだ家庭分娩が多うございましたが、だんだん少なくなりまして、昭和30年頃には、皆産院に吸収されました。
 何も記録は持っていませんが、奇形がたくさん出ました。当時はABCCへ、みな報告しなくてはいけないシステムになっていました。奇形が出ましても、報告するのを嫌う人もございましたので、しなかったこともあります。


 一番多かったのは兎唇でございました。それも口蓋裂もあって、泣くと喉の奥まで見えるんです。お乳も飲めないような...それから肢指過剰ですね。多指です。それから鎖肛(正常な位置に肛門がなく、直腸が盲端になっており、5千人に1人の確率で発病する)。肛門のないのも多うございました。兎唇や多指は数が多うございました。分娩で頭の先がでましたら、今度も兎唇じゃないかしらと思ったら、やはりそうで、そのたんびに憂いたことを覚えています。あーどうしてこんなに兎唇が生まれるんかしらと思いました。


 すぐ近所でございましたが、二軒に同じように耳のない子が生まれました。その1人の赤ちゃんのおばあさんは、産婦人科の看護部長をしておられました。奇形が生まれたということで、すぐに病院に電話をされたれしいですが、先生が来られたあくる朝、赤ちゃんは逝きましたからね。もう一軒は可愛い女の子でございましたが、おばあちゃんは「火葬場に持って行くまでは、泣きだしはしませんから。」と言っておられました。これは薬を使ったんだなと私は思いました。もちろん、家族は何も言いませんし、私も聞きもしませんでした。元気な子でしたがね。そのおばあちゃんは生涯悩まれたそうです。可愛い子だったですからね。髪の毛でね、こうやって耳を隠していれば判りはしませんのにね。耳がないんです。ツルッとしておりました、片方だけ。


 それから、内蔵露出で、グルグルと腸が出ておりまして、思い出してもひどいヘルニアだったんですね。大学病院で手術をしてもらい、それはどうにか助かりました。
 まだそれから、鎖肛、これはたくさんありました。それから無脳症ですね。終戦直後ではないから、2~3年後だと思います。母親は30代でした。どうしても頭の位置がわかりませんのよ。上の方にあるのは確かに臀部だがと思いましても、頭部に触れませんのよ。おかしいなと、みよりましたら、無脳症でございました。氷を氷袋の中にいれて下げたらザラザラしますように、頭蓋骨がぜんぜん固まっていない子でした。だからそんな子が生まれたら、極秘にしてもらいたくてね。こんな事は当時はとても言われませんでした。


広島医療生協原爆被害者の会発行「被爆体験記・ピカに灼かれて」13集より引用


全文はこちら
http://onodekita.com/Files/20121013okamurahisako.pdf




放射線影響研究所
http://www.rerf.or.jp/index_j.html

出生児障害1948-1954
http://www.rerf.or.jp/radefx/genetics/birthdef.html