今日TPPに反対している民主党議員の講演を聞いてきました。

 ◇TPPは、アメリカがずっとあれこれ日本に押し付けてきた歴史の

  一環。

  例 1960年代山林価格が急落した。

     これは木材の輸入関税をゼロにしたから。

     初めは丸太の関税のみをゼロにしたのだが、続いて

    製材したものの関税もゼロにしたため決定的に

    日本の林業がだめになった。

 

 ◇管直人が施政方針演説でTPPが何とかと言ったときに、TPPとは

  何かを知っていたのは、民主党議員でもほんのわずかだった


 ◇民主党は経験がない人が閣僚になっているのが問題。

  例えば田中真紀子さんは、自民党時代外務大臣を務めたが、

  それまでに議員として外務委員会に何期も在籍し、出席していた。

  

 ◇民主党に残っている議員でTPPに反対の人はたくさんいる。

  民主党内反対世論を高めたい[再現不正確]


 ◇李明博大統領の言動は、米韓FTAを強行して

 国内で行き詰ったから。

  韓国内の反対はすさまじい。

  例えばBSEの検査を甘くすることで「わたしたちを

  殺すのか」と女子高校生90万[だったとおもう]人のデモが

  起きている。日本は福島原発事故のような大事件が

 ありながらせいぜい20万というのはどういうことか

 [再現やや不正確]

  日本のマスコミは、隣国のこんなに大きな動きを

 伝えないというのはどうかしている。


◇金は、何とかなるものだ、放射能は非常に問題だ、

 Puなどは半減期が何万年もだ、だがこれも物理的問題で、

 TPPに比べれば取り返しがつかないという度合いが低いのでは

 ないか、TPPは日本の文化の解体を意味する。

  

  われわれは昔から“日本は資源がないので物を売って

  資源を輸入するしかない”とおしえこまれてきた。

   だが日本の製品の大部分は日本人自身が買っている。

  日本だけでやっていけるときがきているのだ。

   この点が輸入への依存度が非常に高い韓国は違う。

   

  韓国はわりきって、経済的領土という方針で行こうと

 している。ランドラッシュという番組があったように、

 マダガスカルやウクライナといった土地で韓国用の

 農作物を栽培しようとしている(前者はマダガスカルの

 人たちの反発に遭って失敗したが)

 

  日本の文化の見直しが要る。

   江戸時代に日本に来た外国人たちが書き残したものを 

  読むと、すばらしい国だ、子どもを大事にする国だ、

 6歳の子どもが1歳の子をおんぶしたりしている、

 われわれはこの国をこじあけろと命令されてきたのだが

 ほんとうはこのままにしておきたい、こうしたことを

 書いている。


◇TPPについて学習しようと言っても、来るひとは反対の人

ばかり。推進側に有利な根拠は何一つない。

  学者も、まともな人はみな反対。推進側の学者は慶応大の

 学者一人だけではないか。

  


◇日米軍事同盟を結んでいる以上、断れないのではないか

 ということを言う人がいるが、そんなことはない。

  孫崎亨氏の著書の結論を一言でいうと、

 そんなことを気にする必要はない、NOはNOと言え、ということだ

 [再現やや不正確]