20日朝日p38に、福島のモモを、各JAや自治体が独自検査をしてきて、

「6539点を調べ、99%は、放射性セシウムが検出できる限界

値(1キロあたり25ベクレル)以下だった」と書いてありました。

 これをよくわかっていない人が読むと、測定器全般が

25ベクレルまでしか測れない、そして福島の桃は測れない程度

だった、だいじょうぶだ、と解釈しないでしょうか。それは読者を

だますことになる。そうおもって電話しました。

 電話に出た人に、バンダジェフスキーさんという名はごぞんじですか、

と聞いてみたら、知らないようでした。

 常識は人の数だけあると言いますがほんとうですね・・ 


 以下は、記憶がちょっと薄れたため、多少潤色していますが、

ほぼ実際にした会話です:

katsuko バンダジェフスキーさんというのはですね、チェルノブイリ事故

     の後亡くなった人の解剖をこの人がして、体内の放射線量が

     10ベクレル/kgぐらいからいろいろな症状が出始めた

     というのですけどね・・

朝日氏  どのくらい以下なら食べてだいじょうぶだと?

katsuko もちろん0ベクレルがいいんです。

      ただ強いていえば、常に10ベクレルのものを食べていると直ちに体  

     内が10ベクレルになるというわけではないけれども、一応

     10ベクレル未満というのは最低限クリアしてもらいたい値ですね

朝日氏  とすると25未満だったということは、24かもしれないということで、

     福島の桃を食べてほしいという記事の意図からすると

     逆効果になりかねなかったということですね

katsuko  そうです、そうです

  

 ここのところ朝日の広報氏、感じがわるい人が多かったのですが

この日の方は感じがよかった。ただ聞き置く、という感じでは

なくて。ある程度のコミュニケーションはできました。