昨年秋に水口憲哉さんに講演をお願いしたものの、いろいろな理由から

一切断っている、世界5月号に書いたのでそれを読んで、と言われました。

 それきりになっていたのですが先日ようやく読めました。

 興味深いエピソードが:

 

 チェルノブイリ原発の直ぐ近くを流れるプリピャチ川がドニエプル川に

流れこんでいる。そしてドニエプル川は黒海へ。

 黒海はトルコの多くの漁民が生活のすべてを負っている漁場。

 1985年の5月3日、「リパブリック紙」が1面で、原子力エネルギー

公社総裁の声明を掲載した。「パニックになる必要はない。4ヶ月

かけてカタクチイワシ、サバ、イワシなどの放射能調査を続ける」

 しかし20日後の5月24日には牛乳の値段が3割下がり、スイカも

売れず、村から逃げ出そうとする人もいるといった状況を報道。

 ところで黒海の水は最後には地中海に注ぐ。 [続]