環境省が、15年までに瓦礫の焼却場・処分場を造ると言ったらしいのですが、

焼却していいのかどうかが問題なのです。そこがわかっているのかどうか・・・

 焼却すると、固体の体積が減るのですが、その分空気が汚れる。

 でも「食べてもだいじょうぶ」という発想をする人が多く、そういう人は

そのことの危険性に気づかないのです。

 ですから、焼却に反対するときには必ず、飲食より呼吸を通じて

体内に入る率のほうがずっと高いのだということを言ってください。

 しかも、飲食を通じて入ったときには、とくにセシウムのような水溶性の

ものは肝臓や腎臓が解毒して排出してくれる可能性がある、でも

肺に入ってしまうとそうした解毒器官を通らないまま体内にずっと

蓄積してしまう。

 上記率については例えばピコ通信が書いてくれています。

 :::::以下に転載します。

 群馬県の青山美子医師の講演を文字化なさった文章の一部です。


 ピコ通信/第63号

発行日 2003年11月20日
発行 化学物質問題市民研究会
e-mail syasuma@tc4.so-net.ne.jp
URL http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/

http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/tsuushin/tsuushin_03/pico_63.html#63-1


 このピコ通信を作っていらっしゃる方(奥様)にカネミ油症患者を支援する

集会でお目にかかったことがありますが、とても素敵な方でした♪


 そうそう、以下は化学物質についてであり、放射性物質についてでは

ないーなどといわないでくださいね。

 セシウム等の放射性元素は単体で存在するのではなく他の元素と

化合して、あるいは他のなんらかの分子に吸着して存在するの

ですから、化学物質と、体へ入る経路については同じに

考えていいとおもうのです。


 国土が狭く、燃やさないなら燃やさないで埋める場所がない、埋めても

地下水を汚染するおそれがある、燃やすとするとフィルターが優秀で

なければならないけれどもそんな性能のいいフィルターがあるのか?


 こうしたことは放射性物質と限らず従前からごみ問題で言われて

きたことです。


 便利さばかりを追求してきたことの落とし前ですね。

ただ便利さより自然を壊さないことを重んじてきた人たち(アザラシやトナ

カイを食してきたいわゆる先住民さんたち)や動植物まで、被害を蒙って

いるのはあまりにもあまりにもひどいことです。

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 ■有機リンは増え続けるぜん息の原因物質
 人の化学物質の摂取は、空気から83%、水から8%、食べ物から7%、

その他2%です。無農薬野菜を食べていても、息をしている限り無駄です。

しかし、無農薬野菜を求めないと、安全な空気も得られないのです。
 大気汚染のうちイオウ酸化物は劇的に減っているのに、3才児のぜん息

が1年で2倍になって原因不明だとされています。この間増えているのは有

機リン農薬です。ぜん息による突然死も、1990年の統計で急に4倍になり

ました。私は1985年ころから横浜国立大学の花井さんたちと有機リン農薬

による大気汚染を警告してきましたが、未だに使用量が増え続けています。
 生物学的異常が子どもに起きているのです。遺伝子によって、同じ条件

でも症状が出る人と出ない人がいますが、妊娠6カ月から生後1年までの

早幼児期の子どもは全員一番敏感な部類に属します。だから子どもたち

のために法律を変えないといけないのです。
 まず、有機リン農薬の空中散布をやめるべきです。しかし若いお母さん

に危機感がないのです。撒く方も悪いが、ラジコンヘリが近くを飛んでいて

もなんとも思わない方も問題です。みんなで文句をいい続ければ変えるこ

とはできます。