テレビ朝日の17時の報道番組で、名前がわかりませんがコメンテーター氏が
財政のためには増税はしかたがないのではないか、そういう大問題なのに政治家の
権力争いの道具になっているといったお定まりの解説をしていた。
重大問題をくだらない“政局”にしているのはあなた自身でしょう。
 増税の前に特別会計をすべて一般会計に組み込め!

大村京佑さんのブログ
http://kayskayomura.com/node/19
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ただ一人、石井紘基を追いかけてくれていたテレ朝 大野公二記者投稿者:大村京佑
投稿日時:日, 2010-11-14 18:20

民主党が政権を取った時の公約が「埋蔵金の発掘」でした。
つまり特別会計の見直しです。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090623-OYT1T00055.htm
蓮舫が「2位じゃダメなんでしょうか」と言った事業仕分けも特別会計の見直しです。



では、その特別会計の存在を今から8年前に初めて国会で明らかにしたは誰か?
石井紘基議員です。
そして石井議員は国会発言の直後に刺殺されました。
犯人は裁判で「個人的恨みだ」と言っていましたが、実際は依頼による殺人であることを昨年になってテレビ記者に告白しました。
大スクープです。
しかし司法は動かなかった。
民主党も動かなかった。
蓮舫はもちろん、石井を個人的に知っている鳩山も、菅も動かなかった。
http://kayskayomura.com/ja/node/4
中国人だって「井戸を掘った人の恩を忘れない」と言うのに、民主党は石井紘基の命がけの功績にタダ乗りするだけだった。

僕はかつてごく短い期間でしたが石井議員の秘書として働いていました。
テレビ放映の後、誰も何もアクションを起こさないことに苛立ちを感じ、自分にも何かできることはないかと考え、関係者に会いに行きました。
かつての秘書仲間に会いました。
真相究明グループの代表に会いました。
娘さんの石井ターニャさんにも会いました。
しかし事件からすでに7年が経過し、誰もが過去として扱っていました。
かつての秘書仲間からは「後ろを見るより前を見ろ」と言われました(陰謀ではありません。彼個人の性格です)。
石井ターニャさんには著作の再出版を持ちかけましたが、「もういまさら誰が何をしても無駄」といった感じで事件を忘れたいようでした(遺族は被害者であり、遺族にアクションを期待してはダメですね)。



さて、一人で何をすべきが妙案も浮かばず、どうしたものかと途方にくれていたところで、再びテレビ朝日での放送です。

石井議員殺害 実行犯が語る“真相”と“黒幕” テレビ朝日 「ドキュメンタリ宣言」 2010年10月30日




内容的に特に新しい発見はありませんでしたが尖閣問題で民主党の人気がガタ落ちしている今、再びテレビで取り上げてくれたことに意義があります。
民主党があれほど頼りにならない政党ならば石井紘基の事件も放置されているのだろうという推測が、なんとなくでも世間に伝わったのではないでしょうか。
この番組をきっかけに司法や民主党が動くとは思いませんが、何らかの動きにはつながると思います。
そしてその功績は獄中の犯人との接触を絶やさず、犯人から衝撃の告白を引き出したテレ朝、大野公二記者です。
大野さん、ありがとう。
本当にありがとう。
あなたがいなかったら衝撃の告白は引き出せなかったし、石井紘基も忘れ去られたままでした。
たとえ世間があなたを十分に評価しなくても、僕は高く、高く評価します。
本当に立派なジャーナリストとは、誰も見ていないところで功績を挙げる人です。



特別会計とは(石井紘基著書より)
http://blog.goo.ne.jp/koukishi/e/286d240302efafcf829046e7bc8123f4