気のせいか筑紫哲也がいなくなってから精彩に欠けるTBSの23時報道番組、
昨夜は興味深く見ました。
友人に録画を頼んでおくはずが忘れて残念・・・(1960年代に近い―無精な
せいもあるけど―生活なのでレコーダーなし・・・・)
まだドイツが東西に分けられているとき。
東ドイツからウクライナなどの汚染食料などが入ってくるのを
防ぐために―ねぼけていたのでよく覚えていない―トラックの除染を
しようということになった。
それでそれを命じられた人たちが、とくに防護もしないでトラックを
ホースで水をかけてブラシでごしごし洗う作業をさせられた。
このときガイガー(だったとおもう)カウンターをもたされていたが
ずっと鳴り続けるので耐えられず止めてしまってから作業していた。
が、それもだが、盲点は車(のどの位置についているのか
わかりませんが)のフィルターだった。フィルターが大変な高線量
だったが、それをとりかえさせられた。
この作業をしていた当時30代ぐらいの8?人が、10年後に何人、
20年後に何人と、さまざまな箇所の癌で亡くなっていき、今
79?才の人が一人存命なだけ。
うちもう亡くなった一人だったとおもうのですが、損害賠償?
を求めて提訴した。地裁は被曝と癌との因果関係を認めて
この方が勝訴、が、高裁は、因果関係を否定し、敗訴したのだ
そうです。裁判官が、“上”にいくほど民衆の利益を否定しようと
するようになるのは、あのドイツも同じことのようです。
甲状腺の癌も指摘されていました。放射性ヨウ素は半減期が短い、
ヨウ素は放射性のものも含めて甲状腺にとりこまれる、だから
原発事故の直後に放射性でないヨウ素剤を飲んでおけ――
ここまでは、福島原発事件の後以前よりは知られるところに
なりましたが、甲状腺にはセシウムもたまりるようですのでご用心を。