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★1.ストレステストの1次評価は再稼働と関係ない
班目安全委員長、保安院の1次評価を実質否定、注目発言
(2012年2月18日東京新聞より抜粋)
原子力安全委員会の班目春樹委員長は十七日、定期検査で停止中の原発
を再稼働する条件とされている安全評価(ストレステスト)の一次評価について
「再稼働とは関係ない。二次評価まで終わらなければ、安全性の判断は
できない。一次評価は安全委が要求している(安全性の)レベルに達して
いない」との見解を示した。安全委で一次評価結果が妥当か否かを審査
中の関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働問題に影響
を与えそうだ。(中略)
経済産業省原子力・安全保安院は十三日、関電が提出した大飯原発
3、4号機の一次評価結果を「妥当」とする審査書を安全委に報告。安全委
も妥当と判断すれば、政府は福井県など地元自治体の同意を得て、早期に
再稼働したい意向だ。しかし、班目委員長が「1次評価は再稼働に関係
ない」との認識を示したことで、安全委に再稼働の可否を判断する権限はない
ものの、福井県が一段と再稼働への慎重姿勢を強める可能性がある。
安全評価には、定期検査で停止中の原発の再稼働の条件となる一次
評価と、全原発対象の二次評価がある。一次評価は核燃料の溶融を防ぐ
対策のみ。二次評価は核燃料が溶融する深刻な事故の対策までを対象
とする。
※「事故情報編集部」より
組織改正により原子力規制庁等が4月にスタートすれば、安全委は3月
いっぱいで廃止され、班目氏も“失職”する。班目氏の原発再稼働けん制は
どういう意図か、東京新聞「こちら特報部」(同日)でも「デタラメ」覆すかと
懐疑混じりに報じている。