6月ごろだったとおもうのですが、知り合いにタクシー運転手さんが

いる友人から、田園調布が閑散としていると聞きました。

 枝野氏の家族がどこか遠くに、とか郡山だったかの市長の孫が

やはり避難しているとかうわさも・・・

 でも勝俣東電元老の孫は都心の彼の家に住んでいるのか。

それともたまに東京に戻ってきているときにわざと

散歩に連れ出して、避難していないように見せかけている

のだったりして。こんなパパラッチみたいなことを書くのもなんですが・・・

 

 それで思い出したのですが、例のちきゅう、あらが

人工地震を起こすための水爆を海底にしかけたのではないか

と疑っている人がいるのに対して、ちきゅうはこんなに

りっぱだと、反論している人がいました。どこのサイトだったか

忘れました。

 反論の中身は津波のときも見学にきていた小学生を

何十人か乗せていて、無事親元に送り届けたんだ、

こんなりっぱな組織なんだ、というものです。

 が、仕掛けたのは3.11 より前だったかもしれないので、

善人面<づら>をするために爆発日に小学生を

わざと乗せていたという推測も不可能ではない。


 ちきゅうが何かしたかしないかなどはわたしには

わかりませんが、とにかく、日本人は人がよすぎる。

これはほめているのではなく嘆いているのです。


 わたしが初めて広島で何があったのかをほんとうに

知ったのは、10フィート運動をしている団体が

発行したパンフレットで写真や被爆者がかいた

回想画を見たときでしたが、驚いたのは

写真がカラーだということでした。

 日本中が飢えていたときにカラー写真を撮ることが

できる、圧倒的な“物量”!

 でも、それを誰が撮ったのかまでそのときは

思いいたらなかったのでした。

 最近この点でもう一度驚いたのが、夏に

「ヒロシマナガサキ」を観たときに、エノラゲイにパイロット

以外にちゃんと二人乗員がいて、一人は気象等の観測、

一人が撮影、と役割がきちんと決められていたのだと

いうことです。

 この3人のうち、とくに気象観測係の人だったと

おもいますが、まったく良心の呵責がないようでした。

 またそのほかに、こういうこともありました。

 2008年8月6日にNHKが放映してくれた

残留放射線を扱った番組で知ったのですが、

放射線が人体に有害だということ(それは爆発で

人を吹き飛ばして即死あるいは内臓破裂とか火傷とか失血死とか

で即死状態にするという以外の害のことです)を

わかっていて、しかし上空で爆発させるのだからその影響は

“ほとんど”ないからいいのだ、と“判断”して

原爆使用を決めたというのです。

 アメリカ国民全部が悪人だとはいわない、国家の

わくぐみでものを考えてはいけない、

ただ世界にはほんとうに悪辣な人がいるのです。


 

 たんぽぽ舎さんに寄せられた手紙だそうです

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勝俣さんち今日も静かに警戒中
   ―私の家の近所に不思議な家がある―
                         (ご近所のきんさん)

 私の家の近所に不思議な家がある。表札は個人名なのだが、塀というか壁が
異様に高くて、中がまったくうかがえない、ものすごくガードの堅い家なの
だ。この家の前に東日本大震災の直後、ポリスボックスが出来て、警官による
24時間警備をし始めた。いったい誰が住んでいるのだという疑問は、ある
朝、車で出勤する白髪の男性を見て氷解した。東電の勝俣会長さんちだったの
だ。地震以後9ヶ月間、報道陣が群がることもなく、右翼が抗議に来たくらい
で静かに警備は続いている。

 12月25日、「勝俣会長ちにお手紙を届けよう」お散歩隊がやってきた。
四谷三丁目交差点から外苑東通りを左に曲がったすぐのところに勝俣さんちは
あるのだが、お散歩隊は警官に包囲され、近寄れない。(だいたい警官の方が
多くてお散歩隊はよく見えない)押し問答の末、勝俣宅前に数人づつお散歩隊
の人たちがやってきては、お手紙を2・3日前から準備されていたガードマン
の持つ白い箱に入れたり、抗議したりした。少しでも長くいると、警官に押し
戻される。黄色のバケツに福島のがれきを入れ持参して、渡していた人もい
た。逮捕者がでるのではとハラハラしたが、刺激して事を大きくしたくないと
いう警備側の意図が感じられた。

 幼い孫を抱いて散歩する勝俣さんに会うことがある。原発事故で避難を余儀
なくされたり、放射能汚染にさらされて苦しむ福島の子ども達についてどう考
えているんだろうこの人は? 権力っていったい何を守っているのだろうと勝俣
さんちの前を通るたびに考える。
(編集部より:12月末に寄せられた原稿ですが「紙面の事情」で掲載が遅れ
たことをおわびします)