11・20岡山で資源エネ庁が開催したシンポジウムの第2のテーマ

「なぜ東京に地層処分施設をつくろうとしないのか?」についての、

独立行政法人日本原子力研究開発機構地層処分研究開発部門

梅木博之氏の話:

 

 「地層」処分の意味をわたしはこの日初めて知ったので、その意味では

勉強になりました。ただ深く掘ればいいというのではないらしい。地層を

なしているということが、非常にながく安定していたという証左なのですって。

 

 梅木氏のPPの画面5の内容:

 地質環境の長期安定性

  ・地層処分の場として長期にわたって安定であること

   ー火山・火成活動、地震・断層活動、著しい隆起・侵食が認められない

    こと

  ・資源が存在しないこと

 地層処分に好ましい地質環境の特性

  ・人口バリアの設置環境及び天然バリアとしての岩盤や地下水の性質

   に関する特性

    -地下水の速度や流量が小さい

    -地下水の性質が中性に近く還元性

    -力学的に安定

    -地温が適度

    -物質が移動しにくい(鉱物への収着など)

    -・・・

   

   katsukoのコメント

     * ・・・って何?

     *どんなに地層が厚くても資源があると処分地にはしないのね

     *レポート⑥に紹介した小出裕章さんの言―岡山に来るのに

      通った六甲というものがほんの最近までなかった―という

      もうそれだけで地層処分の安全性論証はひっくりかえると

      おもう。


  画面7 「地層処分事業の進め方」のときの梅木氏の説明:

 

    公募をしようということになったのは、2000頃まで、ある程度

   調査し、突然ここにしたいと発表し地元が驚くという構図だった。

   こいう失敗に基づいてのこと。が他方公募は無責任という意見も

   あった。公募といっても情報は何もないのに手を挙げさせると

   いうのはどうか。技術的にここが適地だと示すべきだという

   意見もあった。が、やはり地元の意向が大事だろうということに

   なった。 [再現やや不正確]

     *梅木氏は、これだけはしたくないと思ったことをやっている

      のだとか。

       経産省や文科省(もんじゅは文科省の管轄。変。ひどい

      縦割りだと思う。)の官僚よりは、悩みを率直に語って

      くれていて、そこだけは好感がもてた―とまではいえなくても

      人間らしい感じがしました。

     * 反対運動がすごく大事なんだと実感させられました。


  画面11で「東京は技術的にみて避けなければならないのか」という

  表示は出たのですが、結局答らしい答はなかったような・・・

  この点は次回で   [続]