ある記者が原発に批判的な報道をしたとする。すると某軍事産業をリタイア

したような閑な小父さんたちが、日本中では結構たくさんにいる、そういう

人たちが一斉に嫌がらせメールを送信したりするんだそうです。だから

記者ってうっかり名刺を渡すと大変なんだとか。この前から書いている、

主婦から主婦への草の根宣伝もですが、推進派って、電力会社が

電力料金という名の税金を使って派手な広告をしているだけでなく、

応援団がずいぶん地道な努力をしているんですね。そこまでして海

と空を放射能で汚染したいのかな。

 ある方が肉親が浜岡原発をやめたという方から驚くべきことを

聞いたそうです。浜岡原発の職員の間ではがん発病は当たり前、平均寿命は

五〇歳だというのです。中電はそれをひた隠しにしているらしい。

その方の肉親も怖くなってやめた一人だそうです。

 そういえば、樋口健二さんの本、息子が実家に帰るともう出社

したくないと言っていたのに、事情を知らずに「がんばれ」と”励まし”て

送り出していた、それが仇になったと親が泣いているという話が載って

いましたっけ。が、、直話を聞く(伝聞ではありますが)と、本で読むのより

一層迫力がありました。