中国電力の東京支社への要請・質問の会に行ってきました。

 中電側はA氏・B氏のお二人。B氏はメモ係。

 座礁については、何か船をよけようとしたのだというのがA氏の説明

だったのですが、何の船?未明でしたから祝島の方やシーカヤックさんは

まだ出ていないはず。聞き違いかしら?

 それから“汚水”を“中和”した件については、“油分”が地下を掘って

出てきた水に浮いていたか何かした、油は、本来はまず吸水シートに

吸わせるべきなのだけれども、そういう用意がなかったのか作業員

が焦ってのことなのか、吸わせる措置はなくて、洗剤を撒いたというの

です。この辺、マニュアルがあったのかなかったのか、

あったけれども存在が認識されていなかったのか、細かいことは

聞き取れず・・

 A氏、細かいことはわからない、わからない、といろいろな質問を

かわし続けていたのに、“中和”に使ったのが○ョイだという、

やけに細かい点ーただ一点についてはよどみなくお答えになったのが

不思議でした。


 A氏は、家庭で使われている“安全”なものを撒いただけと強調したい

風でしたが、参加者うちの少なからぬ人たちは、普段から合成洗剤の

魚毒性を心配しているようなメンバーなので、こんなところにもすれ違いが。

もっともA氏は、このすれ違いには気づかなかったとおもう。何の疑問もなく

○ョイを使っているのではないかな、食器洗いに。


 いろいろな要請や質問をみなさんがするのを聞いていて、

なるほど!とおもったのは:

 Fさんが、上関に一番近いところに住んでいるのは祝島の人たち、

原発を造ってしまったら、事故があったとき、どこに逃げるのかと。

 ほんとうに。全員を乗せられるヘリが常駐するヘリポートでも造るん

でしょうか。


 それから、Uさんが、わたしが昨年からずっと抱いていた素朴な疑問を

言ってくれました。それは原子炉設置許可を国が出していないのに

なぜ原発を造るための埋め立てに着手していいのかということ。

 埋め立て許可をするのは国ではなくて県だから・・・って、そんなの

理由になりますか? 子どもが聞いても変だといいますよね。

 というか、子どもが聞いて変だとおもうようなことを、大人はしては

いけないんですよ。