今テレビ朝日「やじうまプラス」で。

 国会議員の数と消費税UPを少し取り上げていました。

 消費税について、日本が他国に比べて低い―と見える棒グラフを見せたのですが、その比較の対象が6か国ぐらいしかない中で、高いことが有名な北欧の国が2つは入っていました。それで、消費税値上げに視聴者を誘導しようとしているな・・・と思ったら、それでもイギリス、それから確かフランスとドイツについて、実は商品によって違うのだということは紹介。付加価値税という考え方で、奢侈品については高い税率で課税するけれども、(必需?)食品や薬については課税しないのだという説明あり。

 イギリス(「付加価値税」)の例が挙げられました。これはおもしろかった。にんじんチップス0%VSポテトチップス17.5%。パン0%VSハンバーガー17.5%。アイスクリームのコーン0%、ソフトクリーム17.5%等々。

 にんじんはビタミンAを撮るためのもので嗜好品というわけではないよという判断かな。

 税率は、数字だけ比べても無意味。その税金を政府がどう使っているか納税者がどれだけ監視しているかという意識と行動、それとそれを助けるマスコミの取材・報道の質・量がどうかという問題と切っても切り離せない。


 その報道の質・・・

 消費税についてはそれでも上記のように興味深い例を示してくれましたが、国会議員の数についてのコメントがひどい。

 アメリカが人口が2倍なのに日本より少ない、減らすべきだと言っている“解説者”がいた。

 ところが、確かスウェーデンの国会議員の数も示されていたのですが、この国は日本に比べ人口が10分の1もないのに国会議員の数は確か半分以上だった。こちらは触れない(-_-メどこまでも対米従属路線です・・・

 後半は歳費等が高すぎるという話になりました。それはそうだ。歳費についても各国比較してくれればいいのに。

 もっともどの組織も“上”に行くほど腐敗する(傾向がある)ので、現場ではわたしと同じことを思っているのに、ここはこういうグラフにすべきだ、とかここはこう話すべきだという提案をしたのに削られてしまって怒っているスタッフもいるのかもしれません。