以下転載です:

 アイリーンさんは、水俣を撮ったかの有名なユージンスミスさんとパートナーであった方です。

 

 NO MORE 水俣。それが原発、とりわけ六ヶ所再処理による放射能汚染を

やめさせたいとわたしがおもう理由です。

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 アイリーンです。関西電力、そして九州電力の次回のMOX燃料輸送はフランス
のシェルブール港を4月8日に出港する予定です。(日本時間の8日から9日未
明に掛けてになります。)

昨日シェルブール港でグリーンピースの船エスペランザで記者会見に参加し、そ
の時グリーンピースがこの出港日程を発表しました。フランスでは既に以下のマ
スコミがそのニュースを流していますが、日本のマスコミはまだ何も流していな
いみたいです:
AFP news, Ouest-France, La Presse de La Manche, La Manche Libre, on
Radio Bleu cotentin, NRJ, Fr醇Pquence Ouest、そしてFrance 3 TV は昨日の夜
のニュースで流しました。

以下、出港予定に関する抗議声明です。プルサーマルと佐賀県の100年を考える
会、美浜の会とグリーン・アクションで出しました。

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抗 議 声 明
4月8日開始予定のMOX燃料海上輸送計画に強く抗議する

2010年3月30日

 私たちがフランスから入手した情報によると、関西電力と九州電力はMOX燃
料の海上輸送を4月8日に開始しようとしている。MOX燃料は4月7~8日未明
(フランス時間)にシェルブール港に到着し、その後MOX燃料輸送船に積ま
れ、8日中(フランス時間)に出港する予定という。

 今回輸送されるMOX燃料は、関電用12体と九電用20体の合計32体であ
り、約1.3トンのプルトニウムが含まれる。危険極まりないMOX燃料の輸送
は、輸送中に臨界事故を引き起こす危険がある。

 電力会社は「万全の安全対策を施したうえでMOX燃料を海上輸送します」と
宣伝している。しかし、輸送容器の安全性は、「万全の対策」とはほど遠いのが
実態だ。
 政府(国土交通省)の規則では、臨界事故を防ぐために輸送容器の安全性を確
認するため、「当該核分裂性輸送物と同一のもの」で、落下試験(9mの高さか
ら固い鋼板の上に落下)、耐火試験(800℃で30分)、浸漬試験(深さ15
mの水中に8時間)などが義務づけられている。しかし、電力会社は、実機を模
擬した試験ではなく、これら試験を解析で済ませてしまっている。電力会社の
ホームページやパンフレットでは、図入りであたかも実際の試験を行っているか
のような宣伝を行っている。これに対して国土交通省は、自らが出している告示
で「解析でよい」とはどこにも書かれていないことを認めながら、「輸送容器は
100トン以上もあり、実際に落としてやるというのは危ないし、非効率」とし
て、自らの規則を平然と踏みにじり、輸送を許可している。

 輸送容器の安全性も確認されないまま強行しようとするMOX燃料海上輸送
は、実際の輸送がまさに危険な実験そのものである。輸送ルートにあたる諸国に
は、事前の説明さえ行っていない。
 このように危険に満ち、傲慢な姿勢でMOX燃料輸送を強行することに対し、
関電・九電、そして政府に強く抗議する。MOX燃料の海上輸送を中止するよう
求める。

2010年3月30日

プルサーマルと佐賀県の100年を考える会   佐賀市鍋島6-3-8
  グリーン・アクション 
京都市左京区田中関田町22-75-103 TEL 075-701-7223
  美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 
大阪市北区西天満4-3-3 星光ビル3階 TEL 06-6367-6580

(注:日本とフランスの時差は約7時間。例えばフランスの7時は日本では14
時)