沖縄国際大にヘリが墜落した事故直後に沖縄に行った人のお話を昨日聞きました。

 普天間基地が住宅街の真ん中にあり、住民の頭上で旋回訓練などをしているのです。そういう、普天間基地を囲む住宅街の中に沖縄国際大はある。

 基地の周りに住宅が、という話ではなく、もともと住民の土地の中に勝手に基地を造ったという経緯がある。戦争で避難していなくなっていたところに。戦争後住民たちがもどってきて焼けた家を再築したということ。基地に自分の土地を奪われた人には、日本政府が地代相当の補償金を払っている[この段落は編集中]。

 この墜落事故はローターが吹き飛んだという大変な規模のもの。ローターだけで新幹線の車両一つ分もある!

 部品も飛び散り、あるマンションの窓ガラスを突き抜け、壁に刺さっていたというケースもあった、そしてその部屋には赤ちゃんを寝かせておく部屋だというのです。

 この話を聞いてぞっとしました。

 幸い親子とも無事。というのは偶然買い物に・・・といったわけではなく、避難して

いたから。ヘリがふらふら飛んでいるのを見た、親の友人が、そっちへ飛んでいくから危ないよと連絡した、それで遠くに逃げていたというのです。

 不時着は沖縄だけで年間60件もあるのだそうです。その全てが普天間発着というわけではないでしょうが、異常な数です。

 こんな危険に住民を平気で曝しておく。沖縄の住民への差別にほかならない。

 基地を取り去れば沖縄は食えなくなるか。そうではないということも昨日聞きました。報道ステーションがとてもいい例を流してくれていたのです。その点は次の記事で。