今日鳥の研究者さんのお話を聞きました。

 以下再現不正確ですが、一部を紹介します。

 

 原発を造るには、一応環境アセスメントをして、ここに造っても環境に悪影響はないという学者のOKをもらうことが必要であることになっている。まあいってみれば紳士協定でしょうが。

 上関原発を造りたい人は、カンムリウミスズメが住んでいないという結論が欲しい。

 いない、の意味は営巣していないということらしい。

 そして、カンムリウミスズメの巣は、見つかってはいない。

 そのことは、ここに原発を造ってもだいじょうぶという見解に結びつきそうでもある。

 けれども、巣がないということは「いない」という事実を意味しないのだそうです。

 というのは、普通鳥の巣は、親鳥が餌を運ぶ姿がまず認められ、その親鳥を追うことで発見される。

 ところが、カンムリウミスズメの雛は、孵化してもう翌日から水に入り、自ら餌をさがすのだそうです。何て健気<けなげ>なのでしょう。

 しかも巣は岩にあいている小さな穴の中。

 それで巣を発見するのはとても困難なのだということでした。


 中電から報酬をもらって、中電に都合のいい報告を出す学者が、鳥学会に入り、

それで中電は鳥学会から、カンムリウミスズメはいないという報告をもらったということにするらしい。

 学会に入りたいという人の論文審査をして、真面目に環境を守る気がない人は振り落とすことができないものでしょうか・・・