石巻に高橋さんというお名前だったと思うのですが、ものすごくおいしいおでんを作るメーカーがあるのです。

 C生協で各地の生産者やメーカーを招く催しがあり、そのときにお会いしたことがあります。

 海を汚してはいけないというので、機械の洗浄に合成洗剤でなく石けんを使う、石けんはつまりやすいので、200万円の機械がだめになったこともある、それでも石けんを使い続けているのだということでした。

 この方のおでんは、お魚の味がちゃんとする。その代わり普通に売られているものの二倍ぐらいの値段です。でも、魚をすりみにして揚げて・・・という手間がかかるものがそう安い値段でできるわけがない。少し前に書いた、ハム・ソーセージが、肉より安いのには理由があるという、それと同じ話です。

 宮沢賢治の「雨にもまけず~」には、一日四合の玄米と書いてあります。おかずをたくさん食べて―そのおかずがどういうものであるかは問わずにーそれでカロリーをとってお米はあまり食べないというここ30年ほどの食生活を、少しずつ昔にもどしていくべきなのでは?わけのわからない作りかたをしたおでんを、一人500グラムぐらい食べるのではなく、倍払って250グラムにして、後は野菜の塩もみ(いい塩で)をおかずに。

 もう済んでしまったものですが、以下のようなフォーラムがあったそうです。

 石巻!高橋さんのお話を聞いたときには、近くに原子力発電所ができてしまっているとは意識しないでいました。

  http://www.miyagi-pluth.net/forum.html

 高橋おでんの原料を放射能汚染から守りたいものです。