昨日起震車に乗りました。何年か前に乗ったことがあるのですが、そのときにはなかった(とおもう)、上下動、水平動などと種類まで設定されていました。

 震度7までを起こせるようになっているのだそうですが、関東大震災の”本震”の震度6の揺れというのをやってみせてくれました。ただし、余震が記録されていなかったので実際には余震のほうが大きかったーーというような話だったとおもいます(よく聞き取れず)。

 

 祖母は若いときに新橋にいて、関東大震災を体験しています。芝増上寺に避難したが、そこでまた大きな揺れがあり、瓔珞(お寺の天井からつるしてある六角柱の形をして金箔を貼ったり漆を塗ってあったりする飾りのようなもの。仏教の意味は知りません)が大きく揺れたそうです。それで小さい頃から地震には余震がつきものと知っていました。

夜になるとガス管が分断してあちこちで燃えている、それが地獄絵のようだったとも。

 何日そういう生活をしていたのか、残念なことに細部は聞かずじまいになってしまいましたが、9月初めでまだ暑かったからでしょうか、またドラム缶でもあったのか桶がわりに何を使ったのかも聞き漏らしましたが、外でお風呂を沸かして入ったとも。”番頭さん”が何人かいて、人から見えないように”垣”をつくってくれていたのだそうです。

 そういう暮らしがいつまで続くのかわからなかったからでしょうか、祖母はいったん実家に帰ることにした、その汽車がまた外にも人が張り付いている状態で混雑の域を超えていた、その無理が重ねリ流産してしまったーーそう聞いています。


 後で仕事が建築関係で、知識を生かして修繕がらみの規約改正作業をしてくれている方が、あんな風に立て続けに大きな揺れがくるのでは、ここの建物はとても堪えられないだろうと言っていました。確かに一度目はもちこたえても二度目、三度目で倒壊ということは十分ありえます。


 それで不安になったのですが、原発や六ヶ所で新耐震基準にもとづきバックチェックをしているそうですが、実際の地震は、関東大震災と限らず、どれが本震か何日か経ってみなければわからないほど大きな揺れが何度も繰り返して来るものだということを織り込んで作成してあるものなのでしょうか。