ねねプロジェクト第21回公演「大切な人」 | SANNOAUDIUM(山王オーディアム)のブログ

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山王オーディアムは閑静な住宅地の中にある音楽ホールです。
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素敵なご縁いただきました。


ねねぷろじぇくと第21回公演
 歌と朗読で綴る「大切な人」~私の家族が見た時代~




2024年6月16日(日)
18:30開演 18:00開場
 
原作:宮崎恭子「大切な人」講談社
監修:宮崎総子
脚本・演出:仲代奈緒
 
〇キャスト
益岡徹
仲代奈緒​
 
〇演奏
DAI(K.Dearth・ギターヴォーカル)
黒川雄司(ピアノ)
〇specialvoice
二木てるみ
 
「人間の心というのは、そういうものなのか・・・・・・十四歳の私にも、少しわかる気がした。」
 
 2011年、母・宮崎恭子の遺志を継ぎ「本当にいい作品を、本当にうまい役者で作りたい」と『ねねぷろじぇくと』を立ち上げ、
初めて上演したのが「大切な人」でした。
 母の遺したかった、亡くなる前7年かけて書き上げた家族の物語を、ねねぷろじぇくとの第1作目に、という思いで上演しましたが、沢山の再演を望む声に支えられ、また、1人でも多くの方にこの作品を届けたい と言う気持ちから、13年間、日本各地で50回近い上演を
行い、2020年からは動画配信もする事が出来ました。
 
 0歳から無名塾の稽古場で遊び、母の演出した舞台を観て育った私の中に刻み込まれた「母の想い」は、この作品を上演する度に、呼び起こされているような気がします。
 
 二木てるみさん、若村麻由美さん、山本太郎さん…。
沢山の素晴らしいキャストの方々に支えられ公演を続けて来られたこの作品。
今回、無名塾出身の実力派俳優で、今期大河ドラマ「光る君へ」で左大臣源雅信(藤原道長の嫡妻倫子の父)
を好演されている益岡徹さんが、ご多忙の中、再びご出演を快諾して下さいました。
 
益岡さんには、2017年の京都公演にご出演頂き、これまでとはまたひと味違う「活きた朗読」を見せて頂きました。
美しいお庭から大文字焼きの山が見える素敵な会場と相まった益岡さんの語りは聴く者に深く刺さり、「是非東京でも公演して欲しい。」
という沢山の声を頂きました。
この度、閑静な住宅地の温かい雰囲気の会場との出会いもあり、ねねぷろじぇくとにとっても2015年以来の「大切な人」東京公演が叶いました。
 
益岡さんが入塾されたのは私が小学一年生の時。
家族のような時を過ごした母の愛弟子である益岡徹さんと、再び母の遺した「大切な人」をご一緒出来ることは、大変嬉しいことです。
 
本当の意味の「反戦」は、戦争の恐ろしさや悲劇を伝える事ではなく「本当に大切なものに気づくこと…」。
人と人との繋がり、温かさ…。コロナを経て、これまで以上にそのことを私達が体感した今、少女時代の母・恭子の目を通して見た「家族の物語」から、本当に大切なものを感じて頂けたら嬉しいです。
 
『ただ頑張って、頑張ってと言っても、どう頑張っていいかわからないでしょう。頑張るって、みんなが仲良くすることよ。頑張ることの中心は愛なの』 母の最期の言葉です。
母の想いを大切に、お客様に「しあわせ」をお届け出来ますよう、キャスト、スタッフ一同仲良く作品を作っています。劇場でお会い出来ますこと、楽しみにしております。 

仲代奈緒
舞台監督:岡田一志 
照明:good Light  
♢山王オーディアム
住所:東京都大田区山王1-14-7
電話:03-3774-1571
JR大森駅徒歩8分
東急バス大森操車場より徒歩4分
 
♢料金
7000円
全席自由 
開場18時00分                            
開演18時30分
♢お申込み
下記メールにお申込みください。(3月14日より開始)
〇メール:neneprojectcompany@yahoo.co.jp
(お名前・ご住所・お電話番号・公演日・枚数を明記の上、ご連絡ください)