カメラ初心者の一眼レフ(第四回)ホワイトバランス | おいちゃんのブログ

カメラ初心者の一眼レフ(第四回)ホワイトバランス

首都圏では経験したことのないような台風で、かなりの被害が出ていますが、一日も早く日常生活が取り戻せますように。おいちゃんも伊豆高原の被害を見てきましたので他人事ではない。

 

さて、一眼レフ初心者の試行錯誤の報告も第四回ともなると、なんだかんだと設定を変えて撮影するまでになりましたが、「使いこなす」というには程遠い状況です。 その苦闘ぶりを、同じ初心者の方は参考(?)に、ベテランの方には助言などいただけると嬉しいです。今回はホワイトバランス…色温度や色調を変えるワザですが、これはカメラの設定を変える方法と、PCに保存した後加工する方法とありますので、その二つを試してみました。レンズは単焦点(SONY E35mm F1.8 OSS)を使っています。

ホワイトバランスは横軸のA-B(アーバン/ブルー 色温度) と 縦軸のG-M (グリーン/マゼンタ 色調) の二次元領域の任意のポイントを選ぶことで、暖かい~冷たい 緑っぽい~オレンジっぽぃ を決めることが出来ます。

 

まずは、カメラの設定を変える方法ですが、以下の写真をご覧ください。これはオリジナルですが、白っぽぃ感じと緑が鮮やかではない…撮影条件は F 7.1 1/640 ISO 800 です。

 

 

緑を強調したかったので、ほかの設定は上記のまま B=2.5 G=3.75 にして撮った画像が以下になります。光が当たった部分の白っぽさが軽減され、緑も濃くなりました。 ただ、それでもリアルに目で見た感じと何かが違う…うまく表現できませんが。

 

 

もう一つ、青空をバックに撮った木の写真。撮影条件は、 F 10.0 1/400 ISO 250 となります。空の青さはとてもきれいなのですが、木の枝の色合いが見た目と違う…もっと褐色がかった感じが強いように思うのです。

 

 

 

A=3.5 すなわち、暖色系に振ってみました。 木の枝の感じは良いのですが、青空はリアルっぽさが無くなりました。良いとこ取りは出来ないものでしょうか? なかなか難しいです。

 

 

 

 

次に、PCに保存した画像を加工してみることにします。最初の画像はオリジナルですが、妙に白っぽく写っていて緑の深みが出ていません。撮影条件は F 1.8 1/250 ISO250 です。色調はいじっておりません。

 

 

 

 

PC上で画像を加工する場合は、明るさ、コントラスト、色調などを調整できますが、暗いところのみ明るく…とか、明るい部分を抑え気味に…などという調整と、彩度で色の濃淡も変えら、なかなか面白い。 しかし、今回の加工は妙に作ったような画像になってしまった。

 

 

 

 

今度は明るさを変えてみます。この写真は店内で撮影したのですが、料理の全体に焦点が合うように被写体深度を深くしたため画像が暗くなっています。それをシャッタ速度やISOでカバーしたつもりが、足りなかったようです。 いま、考えるとシャッタ速度をもっと落とす必要があると思います。 まずはオリジナル画像から。 撮影条件はf 10.0 1/25 ISO6400 です。

 

 

 

 

PC上で加工した写真がこちら…たしかに良くなりましたが、なんかなぁ…妙に白っぽくて、新鮮さや美味しさが損なわれた気がします。やはり撮影段階で、設定を正しくしないと、画像加工では限界がありそうです。

 

 

 

 

今回は単焦点レンズでどこまで撮れるのか? 試してみましたがズームが効かない分、最初は使いにくいなぁと感じていました。しかしながら画角や構図を考え自分で寄らないといけないのは、それはそれなりに、なかなか楽しいことで、このレンズもありかな…と見直しました。 この写真の撮影条件は f 5.6 1/1250 ISO800となります。

 

 

 

マニュアルで色々設定すると、設定数値と得られる画像から、なるほど…と物理的意味が分かって楽しい。しかしながら、リアルに眼で見た感じにどうしたら近づけることが出来るのか? まだまだ、先は長い気がします。