凝視早稲田のラーメン屋・メルシーが閉店!?

こういうネット記事が飛びこんできました。

つい1週間前に、メルシーの店の前を通ったばかりでした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/eff6953ac7ffff745ce426b1e96b1bc2d622c891

 

【 早稲田大学出身の著名人も愛した東京・早稲田の老舗ラーメン屋「メルシー」が、29日の営業をもって突如閉店した。

「ご挨拶する間もなく申し訳ございません。人手不足、後継者不足により継続が困難な状況になり、突然ですが本日をもちまして一旦店を閉めさせて頂く事になりました」。この日、店を訪れた常連客にはこんな手紙が配られた。】

 

ぼくは学生のときには、メルシーにはほとんど行かなかったけれど、友人の中にはメルシーファンも多く、このニュース少しショックをうけました。

 

驚き神奈川在住の若い友人の寺Oくんは、ラーメン好きで有名。彼のラーメン好きの原点がメルシーにあると聞いていたので、彼はこの情報によって落ちんでいるだろうなあ。(子ども時代にメルシーのそばに住んでいて、その味を確かめるために、今でもしばしば通っているそうです)

 

町中華は、人気があっても後継者問題があり、常に休業、閉店の危機にあります。

 

今から6年前に「井出隊長」というラーメンライターが書いた記事があります。

早稲田中・高・大と過ごしたこの隊長は、早稲田界隈の町中華の閉店事情を記事にしていました。まだメルシーが何とか続いていた背景を探っています。

 

 

爆笑その時の記事の副題は『生き残る「メルシー」にすら漂う危機感』というものでした。この記事の予測通りになったということでしょうか。6年間、コロナ禍もくぐって、よくぞ生き延びてくれた、と褒めましょう。

 

井出隊長は、6年前の記事で以下の様に結んでいます。

【「家業制度」の崩壊こそが、老舗の閉店の真相だという。個人商店は決して儲からなくなったのではなく、後継者を取らずにそのまま閉店し、その跡地に大手チェーンが入ってきている図式だ。決して客を食われたから閉店しているのではない。

街の象徴として長く残ってほしいというのはわれわれの一方的な思い。あくまで商売としてお店をやるのであれば、子どもに継がせることがベストとは限らないのだ。】

 

この井出隊長たちが仕掛けて、5月にメルシーの「もや大」(もやしそば大盛り)を再現したカップ麺が発売されたばかり。エースコックで作り、ローソンで発売。こういう形でメルシーの味は残されたということなのでしょうか。

 

エースコック 早稲田メルシー監修 もやしそば 麺大盛り
2024年5月14日(火) 発売!
ローソン標準価格 288円(税込)

メルシー閉店に対して、おそらく泣きくれているだろう寺Oくんの哀しみを思いながら、今日の昼食はこれにしよう。ローソンに早速、買いに走ろう。あるのだろうか。あったなら2個買ってこよう。1個は寺Oくんに今度会ったときにあげるよ。