プチ鹿島さん(自称・時事芸人)の指摘、なるほど | さんにゴリラのらぶれたあ

    都知事選を巡るテレビ報道やネットニュースには、おかしなことが多すぎます。明らかなバイアス(偏見・特定な方向へ誘導する)がかかっているのに、それを考慮せず、結果的には誰かの応援になってしまっていると見ています。

     

    報道(特にワイドシュー)のコメンテーターやそれに乗っかって、口汚く書き込むネット民たちの言辞、発言や記事に対して流しっぱなしで責任など持ちません。

     

    このところ大活躍の田崎シローさん。まさにかつてアベ氏たちにゴチになっての名づけらてた”スシロー”氏の面目躍如の感があります。例えば「蓮舫さんは批判ばかり、攻撃的である」発言。

    何を言ってるのか。マスコミの中にいる言論人としては、「批判する」政治家は当然だというべきでしょう。むしろ批判もせず、沈黙したり、お追従する方が、政治家としては失格ですから。スシロー氏には、呆れます。

    小池百合子さんは現職です。それに8年間も知事職を続けた人。その「成果」について、あれば評価するけれど、なければ批判するのは当然です。

     

    7つのゼロ。これは1期目の選挙の時の公約。

    1. 都道電柱ゼロ
    2. 多摩格差ゼロ
    3. 待機児童ゼロ
    4. 介護離職ゼロ
    5. 残業ゼロ
    6. 満員電車ゼロ
    7. ペット殺処分ゼロ
    8年経っているけれど、達成したのは7のペット殺処分ゼロだけです。
    ぼくは、多摩地方に住みます。2.の多摩格差は解消なんてしていません。毎日それを確かめながら暮らしていますよ。
    回りには、1.都道電柱しっかり残ります。
    子どもの事にはとりわけ関心があります。保育園の待機児童問題は深刻です。
    家人は介護に関わる場で働きます。働く人がいなくて困っています。4.の介護離職もダメ。
    5.残業ゼロ?おいおい、どこを見てるの?
    6.満員電車は、普段乗らないぼくが、先週の朝、N区の小学校に行くとき、押し合い、へし合いを経験したばかりでした。満員電車に乗ったこともない人がいってることです。
     
    8年間、出来もしない公約を掲げているのなら、謝って取り下げてほしい。

    できてもいないことを掲げてること(ウソ)を批判しないと、またぞろ騙される人が大量に出ます。2期目も「圧勝」したのだから。

     

    けれど、批判をすると、ワイドショーのなかの芸能人などが「うんざり」と語ります。

     

    高知東生さんが(x)に書き込んでいます。そうですよ。(高知さん、過去の自分の犯した過ちの反省から、今は薬物者の支援など真摯に活動しています。)

    俺に言われたくもないだろうが、ワイドショー的な番組に芸能人が出て全く知らないことをコメントするのってもうやめたらどうなんだろう。一般の人の方が余程詳しい人がいるし、番組の意に沿って台本通りの役割で模範解答言ったのに炎上!ってことになっても、誰も助けてくれないしさ。良いことないよな。

     

    これは、例えばワイドショーでの真鍋かをりさんの「蓮舫さん、批判ばかりでうんざり」発言の事ですね。

    でも、真鍋さん、東京都の仕事がらみで、小池さんに忖度してるようなので、発言に責任など持てるはずもなく。

    むしろ、真鍋さんたちにこそ、”うんざり”ではありませんか。

     

    蓮舫さんは、問題点を挙げて、自分はどうするかをこれから主張するのだから、今の時点で、あれこれのコメントは意味がありません。

    蓮舫さんは、その舌鋒鋭い所が持ち味なのですから黙って見過ごすようなら、蓮舫さんではなくなったということでしょう。

     

    小池さんは、ダンマリしないで、堂々と主張をすればいいのです。

    ダンマリは、小池さんの戦術?かもしれないけれど、それはおかしいことです。

     

       もやもやキラキラもやもやキラキラもやもや

     

    時事芸人を自称するプチ鹿島さんが、コラムに小池さんのダンマリを取り上げ、1期目の時の小池百合子さんが自民党を猛批判していたことを書き、忘れやすい人々に注意喚起をしています。

     

     

     

    <プチ鹿島さんのコラムのメモ>(コラム読んだ人はパスしてください)

    メモミヤネ屋での田崎氏の発言

    「これから蓮舫さんは、政策発表をして、夢を語るようになるんでしょうけども、蓮舫さんの魅力は、きょうの会見でもよく表れているんですが、攻撃性なんですね。攻撃性に対して、東京都民がどう判断するか。ちょっと引いちゃう人もいるかもしれないですね」

     

    メモ蓮舫氏の「攻撃性」とは

    「裏金事件、『政治とカネ』の自民党政治の延命に手を貸す小池都政をリセットする」という言葉を指す。田崎氏らの言葉には「都知事選なのに自民党の批判ばかりでいいのか?」という意味

     

    メモタレントの真鍋かをり氏が『蓮舫氏による都知事選での自民党批判に「ウンザリ」発言連発』(中日スポーツ6月2日)

     

    メモ1期目の小池百合子氏

    8年前、小池百合子氏が都知事選出馬の際に掲げたのはズバリ「反自民」であり自民党への「攻撃性」そのもの

    自民党員でありながら自民を攻撃していた。メディアは「小池劇場」と興奮

     

    メモ2016年の都知事選で自民党東京都連の候補者の選定で混迷

    最初の桜井パパには、断わられ断念。

    『桜井パパやはり固辞』『知名度は息子のもの』(日刊スポーツ2016年7月1日)

    次に元総務相で元岩手県知事の増田寛也氏を軸に調整

    『小池降ろし 自民都連 増田氏に出馬要請へ』(スポーツニッポン2016年7月2日)では、“百合子の乱”の収束へ、カードを早めに切る形

     

     

    メモつまり小池氏は都知事選に出馬する気満々、が自民党都連は他の候補を出そうとしていた

    公認が欲しい小池氏は都連会長だった石原伸晃氏に仕掛け、世の中にも訴える作戦

    「都議会のドン」「ブラックボックス」を猛批判し小池氏は無所属で出馬。

    自民党への攻撃、批判を掲げて都知事選を戦った小池百合子氏

     

    メモ8年前なぜ小池氏は突如として都知事選に?

    小池氏が都知事選に当選した3日後の記事、安倍に逆らった小池氏

    《安倍が小池への不信感を持つようになったきっかけの一つが、2012年の総裁選で小池が地方創生相の石破茂(59)を応援したことだとされている。さらに、07年の第1次安倍政権下で女性初の防衛相を務めた小池が、内閣改造で自身の再任を固辞し、安倍の意に逆らって退任を突然表明したことも一因とみられる。》(日本経済新聞2016年8月3日)

    安倍政権を第1次の時点で見限ったが、想定外の第2次安倍政権が誕生。小池氏は居場所が無かった。スポットライトを浴びるため小池氏は都知事選に出馬

     

    メモ就任から1年経つと…自分もおなじことを

    『顧問重用「密室政治」と批判も』(朝日新聞2017年8月2日)

    《都によると、小池氏と顧問の日常的な協議内容は記録されない。ある都幹部は指摘する。「知事と顧問の議論は後で検証できない。都議選で知事は自民党都連について『(物事の決め方が)ブラックボックス』と批判したが、自分も同じことをやっている」》

    同じ日の読売新聞も『小池都政 顧問が動かす』と大きな見出しで伝えた。

     

    メモ自民党への“大きな借り”

    知事の元側近の小島敏郎氏は学歴詐称工作に加担したことを「文藝春秋」(2024年5月号)で告白

    4年前の学歴詐称問題における都議会対策で、《自民党の二階さんや都連には大きな借りができた。その結果、自民党寄りに変節していったのでしょう。》

    《それゆえ、小池さんは、都議会多数派と足並みをそろえ、都庁官僚の支持を得て、権力を持ち続けること自体が最優先になっています。》(小島氏)

     

    メモいつの間にか自民と手を組んだ小池都政。

    小池氏が3期目にも出馬濃厚というのだから、検証を求める候補者が一人でも多く都知事選に出るのは当然であり健全

    チャンピオンは堂々と論戦を受け、チャレンジャー達は攻めればいい。都民のジャッジの材料(論戦)は多いほどいいではないか。選挙とはそういうもの

     

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    ダンマリ戦術の裏で、都の区長や市町村長たちに小池さんから応援要請をしていているのに、あたかもその首長たちが「お願い」しているかのような演出。あざといなあ。

    《出馬要請を巡っては、要請に名を連ねた大坪冬彦日野市長から「小池知事側からの『応援依頼』だったはずが、なぜか『出馬要請』になってしまった」「心外だ」と疑問の声》(東京新聞6月5日付より)

     

    今朝の読売系の報知新聞は以下の記事を配信。

    自民党「確認団体」で看板隠して小池百合子知事支援へ 逆風下で不戦敗避けたい自民と組織票が欲しい小池氏の思惑渦巻く (msn.com)

     

     

    政治資金問題(はっきり言えば裏金問題!)で評判の悪い自民党が、何とか小池さんを裏で支援して、影響力を残そうと。小池さんも表では頼みにくいけれど、裏では票が欲しくて、もぞもぞしてると…。だから、出馬表明をおくらせてるんだなあ。

    なんだかなあ、堂々とやってください。言論で闘ってください。