朝、清瀬駅前でス~さんと待ち合せ、tomokoさんの勤務する学校に向かいます。マイウドブロックをもって。念のために、🍌バナナを買っていきました。授業の流れ次第では、これを使うかもしれませんからね。(まど・みちお『バナナのじこしょうかい』のために。)
結局、これの出番はなかったのですが。
学校の受付で事務の方たちに挨拶して、2階の教室に向かいます。3校時の「国語」、ことばあそび・詩の授業に「参加」します。参観と書かないのは、実際の授業の流れの中で、一部授業をすることにしていたからです。(前日、打ち合わせをしていました。)
3年生の子どもたち、お行儀よく座っていました。教室の後ろには保護者の方たちがずらり。
①普段の子ども達との関わりもそうなんだろうと思わせる落ち着いた話しかけで、先ず漢字のクイズからです。
黒板に
「車」
という字を書きました。
「この中に、漢字が隠れています。さあ、どんな字かな」
直ぐに子どもたちが手をあげました。数人の子は「三だよ」「日だよ」とつぶやいています。
(ふむふむ、つかみはOK。)
子どもたちは、「2,3個じゃないの」と話しますが、手を挙げた子に聞いて行くと、「一」「二」「三」「日」「口」「王」
「田」「上」「土」「十」「旦」「由」などが出て、すぐに10個を超えました。
この学びは、この日の授業の「つかみ」(前菜)なので、残りは「今日、家でおうち人と考えてみてね」とまとめて次に移りました。
・一 ・二 ・三 ・日 ・田 ・由 ・甲 ・旦 ・亘 ・旧
・干 ・土 ・士 ・己 ・巳 ・古 ・十 ・卍 ・川 ・七
・上 ・下 ・王 ・主 ・小 ・中 ・千 ・山
②題名を伏せての「(と か げ)」です。
ノートに、板書を写し、考えながらやりとりしていきました。
「 」
さつまただし
おっ!! おっ!!
おっ!!
おっ!!
おっ!!
昨年も、tomokoさんのクラスに入って授業参加しました。その時、tomokoさんが取り上げた詩が「とかげ」でした。(昨年は4年生のクラス)
2回目の授業ということで、余裕のある授業展開、そして子どもたちとのやり取りでした。
音声表現しながら、イメージをつくる面白い教材詩です。これを十八番にするといいよね。
③ウッドブロックをネットで注文したそうで、昨日はそのマイ・ウッドブロックのお披露目でした。
「プロジェクター」に『そうだ村の村長さん』(阪田寛夫)を映しました。
ポクポク……と叩きながら、口伝えで教えていきます。
これは、慣れが必要です。いくつかのことを同時にやるんだからね。
・ウッドブロックを叩く。初めはカタイ4拍子になるから、叩きなれてリズムを遊ぶ。
・自分がメリハリをつけ、リズムテンポ、強弱をつけ読む。歌うように。
・子どものたちが追いかけるように、ときおりの掛け声もいれる。「サンハイ」「少し小さく」「眠くなったよ」などと。
・からだを動かしながら、口先だけにならない。
これは数多くやる中で獲得できます。ぼくの場合は、300回くらいはやってきましたからね。
tomokoさんがやった後に、お手本を見せました。子どもたちの声は10倍くらいは大きくなり、はずんだでしょ。(これも血の滲むような苦行で身に着けた技です、、、なんてね)
ここで、tomokoさんからのぼくの紹介を受けて、ぼくは、ことばと文字について短いミニ授業2つ行いました。
③漢字の「音」と「訓」(やまとことば)の関係について
一、二、三、四、五、六、七、八、九、十
一から十までを読んでもらいます。
次に、十から一へ、下って読んでもらいます。「四」と「七」の読み方が、上りと下りでは違います。この意味を漢字の学習での「音」「訓」とつなげてのミニ知識です。
④あらいたけこ『あいうえお』
母音「あいうえお」を大切にしよう。
口の形に気をつけて読むとき、音読は見違えるほど変わるのです。
そのことを、この詩の学びから実感してもらいます。
⑤は、tomokoさんのお得意になった『キムチナベ』の群読。時間は5分。
短い時間だった。それでもぴったりと決まって、気分がよかったね。
5つのことをやってチャイムの直前に授業が終わりました。
楽しい時間になりましたね。
(残った『バナナのじこしょうかい』は、3・2オッショウさんの厳しい指導を終えてから、やってみましょうね)
*リクエストあれば、教室やカフェなどでの実際のことばあそびをやりますよ。