1947年、憲法が制定されて77年。
第二次世界大戦の戦争を引き起こした日本が、とてつもない災禍を引き起こし、近隣諸国への侵略によって、自国民だけでない人々にも償い難い罪を背負いました。
その中から、主権は国民にあり、基本的人権を尊重する、そして、再び戦争をしないという平和主義の日本国憲法が成立しました。
憲法がこの理念を打ち出したと言って、その実現は不断の努力に寄らなければその実現は達成できません。
現在も、この憲法の理念を蔑(ないがし)ろにしようとする政治家などが、憲法改正を大声で主張しています。そういう人々によって、憲法理念はいつも揺らぎます。
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新聞社が、憲法についてのアンケートを取っています。
先ず、毎日新聞。昨日の新聞より。
これを見て少しほっとします。
それに対して読売新聞。ここはどうだろう。読売、産経は政権寄りだからなあ。
やはりなあ。しかし、露骨だなあ。
毎日との数字の違いはどうしてなんだろうか。
世論調査と言っても、行う側の「意図」が、調査結果に大きく反映するということなんだろうね。
自民党支持者に偏っている調査なのだろうか。そんなことではないだろうけれど、アンケートにバイアスがかかっていると思えます。
「毎日」だってそうじゃないのか、そういう人もいるだろう。
確かに、「毎日」は『岸田首相在任中の憲法改正への賛否』という形だものね。岸田氏の評価と被ります。
しかし、「憲法改正」はその時の政権によって進められるので、これも一つの指標ではあります。
朝日新聞はどうか。
これは、表としては示されてはいませんでした。
1面の見出しに
「9条改正反対は61%」
とあります。
文中に
憲法9条改正の是非は「変えるほうがよい」が32%(昨年は37%)、
「変えないほうがよい」が61%(同55%)だった。
共同通信では、以下の様に配信していました。
・憲法改正を急ぐ必要がある 33%
・必要はない 65%
その時の政治状況を反映しているとすれば、私の様に、憲法はまだまだ実現していない、発展させねばならないと考えるものは、普段の努力をしなければならないと思います。
本日の「憲法集会」に参加し、同じ思いの人が大勢いることを体感してくることは意味があると思います。
さあ、もう少ししたら出かけます。

