フリージャーナリストの前屋毅さんが、奈良教育大付属小での、大学当局側からの一方的な実践潰し問題を、教育専門家にインタビューする3回目の記事。

 

今回は、この問題に対して、奈良教付属小の教育を応援するために活動する「みんなのねがいでつくる学校 応援団」サイトを立ち上げた山﨑洋介さんへのインタビューです。

サイトはここです。↓

 

 

一方的な「出向人事」には、この付属小の教育そのものをつぶしてしまうという差し迫った危機感があります。

そこで行われた緊急署名には、全国から7444筆が集まりました。

 

それを大学当局に提出に行くことにして連絡を取ってみると…。

(山﨑さんは、《名出し報道は抵抗があるのですが、この問題の理不尽さを社会に訴えるために思い切って取材に応じました。

一連の経過から、この問題は、大学、県教委、文科省によって仕組まれた意図的、計画的なものではないかと思います。

なのに、多くのマスコミはこの問題について大学の発表を報道するのみで、真実を報道することに躊躇しているように感じます。

奈良教育大附属小だけでなく日本の教育を守るため、真相を追求してほしいです。》とサイト内で書いています。)

 

前屋さんのインタビューでの山﨑洋介さんの説明をどうぞ。(この時の大学当局の対応の中に、教育の場での非教育という大学当局の一番の問題が浮かび上がりっています。)↓

 

 

この教職員の強制的な出向人事は、大学当局が、県教委、文科省と一体になって行うということになっているのではないか、それが明らかになって見えてきます。

 

国会での文教委員会で、宮本岳志衆議院議員の文科省への質問によって、この3者の関わり合いが明らかになってきました。

以下の質問は、丁寧な調査に基づいて行われたものです。それがよくわかります。こちらもどうぞ。

 

宮本議員から、「文科省が強制的な人事を大学当局に押しつける、介入するのは違法なことはあきらかだ」と指摘されますが、文科省は「一般的な話をしただけでございます」と答えています。

一方、信頼する先生たちを強制的に出向させることに不安を持つ保護者や、当事者である教職員は、「大学当局は文科省からのつよい指示を受けた」という学長や副学長からのことばを直接聞いたことを証言しています。

二枚舌のような文科省、大学当局の姿が明確になっています。

 

ところで、ここでの答弁に限らないけれど、官僚答弁のことばの言い回しで、以前から気にかかっていることがあります。

”丁寧な答弁を心掛けている”というのかもしれませんが、「ございます」を必ず語尾につけます。

「~~でございます」

「~~と考えてございます」

 

変です!こんなことば使いません。「~~考えています」「~~考えます」でいいんです。

官僚答弁から透けて見えるのは、慇懃無礼な心情でしょう。バカ丁寧さはあるけれど、言い逃れやごまかしでしかありません。

この質問と答弁でも、それがミエミエです。

 

奈良教付属小の教職員の方たちへの支援が必要です。まだまだ、目を離してはなりません。

 

(前屋さん、この問題での記事、ありがとうございます。)