佐藤涼子さんのコラム④/4です。最終回でした。

 

はじめに涼子さんの仕事がどのようなものかわかるように、このエッセイのはじめに出て来る「通級」と「特別支援教室」についての説明をします。

ぼくのような、かつて埼玉県の小学校の通常学級の担任しかしてこなかった教員は、この間の大きく変わっている特別支援教育の実際はよく分かっていないのです。

 

昨年、1か月ほどの埼玉県の小学校での支援では、特別支援級のお手伝いを少しだけしました。

5月から11月までの東京都の小学校では通常級の担任として「通級」と「特別支援級」の実際に少しだけ関わりました。そこで知ったことは初めてのことが大半でした。

 

文中にある「通級」と「特別支援教室」の違いについて、わかっていた方がいいと判断して、解説としてして以下のサイトに詳しいのでリンクを貼っておきます。

 

通級指導教室とは?

通級指導教室とは、一部特別な指導を必要とする子どもが障害に応じた指導を受ける教室です。
普段は小・中学校の通常の学級に在籍し授業を受けますが、通級指導教室の時間だけ、通常の学級の授業を抜け、設置された学校へ移動します。なお同じ学校に設置されている場合は、学校間の移動は必要ありません。

通級による指導の時間数は、年間35単位時間(週1単位時間)から年間280単位時間(週8単位時間)までが標準と示されています。

対象となる障害は、「情緒障害」「自閉症」「LD」「ADHD」「言語障害」「弱視」「難聴」「肢体不自由」「病弱及び身体虚弱」です。

 

■特別支援教室

特別支援教室は、通常の学級に在籍しながら週数回程度、在籍する学校で特別の指導を受ける教室です。主に東京都で実施されています。

通級指導教室との違いは、特別支援教室は担当教員がその子どもの在籍校に巡回し指導するため在籍校で指導を受けることができ、子どもが別の学校に移動をする必要がないです。

横浜市では「集団学習への参加が難しい子どもが一時的に落ち着いた環境で学習するためのスペース」として各校に設置するなど、自治体により取り組みが異なる場合があります。

 

最終回のコラムエッセイです。今回紹介している「大洋」という子どもについても、7年間というスパンで子どものことを見守っています。

大洋の変化を互いに確かめ合う「支援教室(涼子さん中心)・所属する学級担任・保護者」の三角ノートの大事さが短く紹介されています。

 

このノートの文面を読みながら思うのは、大洋という子を真ん中において、互いに支え合う姿がよくわかります。

短期で担任やサポートするひとが変わっていく今の学校現場。子どもたちは卒業後も地域の中で生きているのだから、そこへの眼差しがずっと持てるような教員たちにも支援が必要です。

最後の涼子さんの「決意」は素晴らしいけれど、ぼくにはその健気さが痛々しい。「20人の子どもの担当」「週26コマ授業」なんて、常軌を逸している。行政の無策に腹が据えかねます。

 

   ブルーハーツグリーンハーツラブラブイエローハーツラブラブ

 

昨日の「学びをつくる会」は中央線国立駅北口にあるヒカリホールでありました。14時から。kenshiくんの話を聴かないわけにはいかない、『やわらか本』を売りにもいかねば…ということで出かけました。

都留文大から学生が参加するというので、声をかけて、12時から「プチ学び」を行うことにしました。

お茶しながら、自由に語り合うだけですが。声をかけてくれたsyuntoくんは、なんとインフルエンザB型発症で来られません。3人の学生と、南口の名店・ロジールに入り、昼食も兼ねながらのおしゃべり1時間半。(太っ腹のぼくのおごりだ~っ)

 

kenshiくんの話は、ぼくはこれまでもその都度聴いて来たので、なるほどそういう風に変わって来たのか、自分と子どもたちの関係性が、とか、いまあんなことを面白がっているんだな…などと頷きながら後ろで本屋さんの仕事(集金、記帳、サインなど)をしておりました。

 

終って、16人で交流。もちろん残ったぼくでしたが、家に戻り愕然とした事実が判明。izumiさんから依頼された原稿の締め切りは27日だとばかり思いこんでいました。確かめてみたら、「締め切り 2月24日」とあります。本夜中ではないか!

わあ、これまで、依頼された原稿を落としたこと(書けなくて、掲載ができない)など一度もなかったのに。4400字という文の量。

スミマセン。今から何とか、今日中に終わらせます。(まだ1文字も書いていないという恐ろしさ……。ブログアップなどしている場合ではないなあ)