「たんぽぽのちえ」は、光村「国語」2年生の説明文教材です。

この授業前に、もう一度、扉の詩を読んでおきたいと思います。

 

らぶれたあ №2 (授業教材研究のために)

                   2023.5.11  

光村「国語」教科書2年の扉の詩を読みます。子どもたちの読みがもう少し深くなるようにはどうすればいいのでしょうか。

まど・みちおさんへの敬意をもって読む

扉の詩は『たんぽぽ』まど・みちおです。作者の「まど・みちお」も黒板に書いておきましょう。作者への敬意です。(教科書には題名、作者名がありません。著作者への敬意を示すことは大事です。)

 

以下の詩です、

 

 たんぽぽ 

       まど・みちお
「たんぽぽさんって
まぶしいのね。
ひまわりさんの子で、
お日さまのまごだから。」
と、ちょうちょうがきいた。

たんぽぽは、
うふん と わらった。

 

これは2人の「じんぶつ」が登場します。その短い会話です。(詩や物語に出て来る、あたかも人間のように話したり、行動したりするものを「じんぶつ」という事は教えたいと思います。その後の学習で必要になりますから。)

《たんぽぽ》《ちょうちょう》です。擬人化(人の様です)していますね。

 

 

前半は、飛んできた《ちょうちょう》が《たんぽぽ》に話しかけて聞きます。

たんぽぽ―ひまわり―おひさま 

この3つの関係を、《たんぽぽ》からみたものとして、「子」、「まご」とします。

ひまわりの子

おひさまのまご

 

この3者に共通することを意識するために、黒板・ホワイトボードでもよい。(模造紙にクレパスで書くのもいいかな。)黄色やオレンジ、緑など使うと、イメージが浮かべやすいでしょう。

感嘆だかあら、黒板に色チョークを使ってみました。

下の図を見てください。このような簡単な絵も描きます。

 

この三つ、丸くて、黄色くて、おひさまのまご、ひまわりの子みたいですね。

ちょうちょうは、たんぽぽさんを、ひまわりさん、おひさまとイメージを重ねてみて、「まぶしいのね」と話しかけてくれています。

ちょうちょうから、ひまわりへ、そして、おひさまへと、見ている視線が上がっていくようです。

 

たんぽぽの晴れがましいうれしさ―「うふん」

後半は、たんぽぽが「うふん」と笑います。この声は、照れたような、うれしい笑いでしょう。

ちょうちょうにひまわりやおひさまの「子」「まご」だと語りかけられたたんぽぽは、うれしくて、はれがましくて、ちょっぴり恥ずかしくて「うふん」と笑ったのです。

この「うふん」には、そういう意味があります。そこを、子どもたちと表現して、楽しみます。

(なにか、冷笑することがほめはやされる時代、「論破」することが大手を振って歩く時代に、こういう互いを褒め合うことこそ大事にする温かい教室にしたいな、そう思います。2年生でも、それはできると考えています。)

子どもたちの音読を温かく聴いてあげてくださいね。

 

(もう一つのまど・みちおさんの「たんぽぽ」という別の詩も子どもたちに紹介します。短い時間で、デザートのようにね。)