みゆさんの連載記事(「私はママで、先生で、一人のニンゲン」)を紹介したら、それに対する声が寄せられました。LINE、メッセンジャーなどです。みなさん女性の方たち。

みゆさんの思いへの共感が強いことを思い知りました。

 

Misaさんは、大学卒業後すぐには教師にはならず、昨年度講師から始め、今年正規の新任者として小学校で働き始めました。みゆさんと同じようなママ先生です。

(Misaさん)

ママ初任者です。

「途中でやめない覚悟ある?」

と採用面接で聞かれたその日から、管理職は味方でないと強く感じてしまいました。

後補充もいるのに時間割りに組み込まれなく、初任研と通常業務と家庭子育てとのバランスは全くとれず、辛い辛い1学期でした。時間をとれていないなか申し訳なさを感じつつ、唯一家族が味方です。

その人のバックグラウンド全てを把握しろとは言わないけれど、少し想像してほしいと日々思います。

管理職のこの冷淡さに辛さを覚えています。

どうしてこうなのでしょうか。現場では人が足りずに(欠員が出ても、それが埋まらない、また、埋まっても十分な対応がされないと言うことは、あちこちで聞きます。)

産休に入る日までに、つぎの人が決まらず、産休に入る当人が探し回った人もいました。その人の場合は、後任を結局さがせず、副校長が担任としてその代わりをしたそうです。

 

新任だけで大変です。そのうえで我が子の育児にはあれこれが被さります。当然の家庭生活の安定が補償されないと言うこと、どこが「女性活躍社会」でしょうか。

 

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M・Mさんもお子さんを育てながら教師の仕事を続けます。産休、育休をはさみながらの教員経験。

大学時代の教師になりたいという思いは、現実のなかで、見失いそうになったこともあったようです。けれど、ママ先生として復帰して、そこで教師としても成長したいという思いを持ちます。

 

(M・Mさん)

みうさんに共感できる部分がたくさんあります。

私も昨年は本当にいい環境に恵まれ、かつ3歳児を育てながら、1年生担任でした。復帰2年目でもあり、慣れてきて、とてもいい循環で仕事も子育てもまわっていたように思います。

 

ところが、今年は5年生担任。高学年を経験したい思いもありました。しかし、管理職が変わり、職場環境が変わって、苦しくなっています。夏休み入って、これまでの疲れと、これからの不安が一気にのしかかってきた感じです。

 

ある程度経験を重ねた30〜40代は、子育て世代にも差し掛かり、学校運営の中核を担う頑張り時なのかもしれません。

しかし、教育課程外のものや、行事の運営などを押し付けられるのは、どうなのかと思います。

私も部活顧問はできないと言ったのに、結局やるはめに。(この地域では小学校に部活活動があります)

5年生やりたいと言ったら、決めてくださったのは前の管理職なのに、今年度部活を押し付けた人に、あなたで5年生務まるの?と言われます。

以前も校内の人間関係で悩みましたが、もう本当にこの仕事の良さが埋もれてしまいそうです。

辛い時期をなんとか過ぎればいいのにと思っています。

 

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これから教師を目指そうかと考える学生たちは、不安を大きくします。ハンセン病資料館の見学をいっしょにした学生のMinamiさんからのLINEには現状への鬱屈した気持ちが見えます。

 

(学生のMarinnさん)

先日、同じコースの友達とお昼を食べながら、教師と結婚出産育児を両立していくことの難しさを語りました。現場の話を聞けばきくほどそのブラックさに憂鬱になります。

 

それでも、逆に、小学校の教員は公務員かつ女性が多い職場なので、産休・育休は比較的取りやすいねという話にもなりました。

私も自分のキャリアを考える上で、子どもを授かることがこんなにも障害になっている今の日本の労働状況によく絶望します。それを変えていく側の人間になりたいと思っているのですが、変革を起こすには多少の犠牲が伴うものだと割り切っています。

不安を持つのは、問題意識があるからです。大きな壁があるけれど、友達と語り、学びながら、どういうアクションが可能か考えてください。そこに希望があります。

先輩たちとつなぎますからね。

 

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いつの時も女性教師たち(教師に限らない)は、仕事と子育て・家事を両立させながら走りまわっていました。

そんな中、ぼくと一緒に働いた先輩、後輩の女性たちは、素晴らしい実践をつくっていました。

ぼくなどが、少しの実践を積み上げてきたと言っても、周りの女性たちの奮闘ぶりには全く叶いませんでした。

いまは、もう小学校現場を退職したヒロコさんからの後輩たちへのエールです。

 

(大先輩のヒロコさん)

私もこの連載を楽しみに読んでいました…子育て中のママだからこそ、保護者たちとも共感しあって、つながっていける強さもありますものね。

毎晩、子どもを寝かせつけてから、日刊学級通信を書いていた若い現役時代を思い出しています。

みゆ先生、ステキです!

 

みゆさんからのメッセージも来ました。

ぼくからのお礼です。連載書いてくれてありがとう。率直な気持ち、くじけそうな日々。でも、こどもたちがかわいい。そういう思いが伝わって、幸せな気持ちになりました。

 

(みゆさん)

三二先生、ありがとうございます🥺重くてどうしようかと思った最終回でしたが、色々な方に共感していただけて。

そしてみなさんも苦しんでますよね。

三二先生が校長の、学校を立ち上げませんか?🙏🏻とすがりたいです笑✨遠いけれど、いつも近くにいてくださって、味方でいてくださって本当に本当にありがとうございます😭✨

あはは。ぼくが「校長さん」?ぼくをよく知る人は、「それは止めときなさいっ!!」っていいます、きっと。

そうだなあ、ぼくは校庭で掃除をしながら、こどもと遊んでしまう用務員さんかなあ。それも、あまり役に立たない寅さんみたいな。

マドンナたちを思い続ける寅サンニは、遠くからでも味方でいるよ。困った事があればいつでも連絡ください。

一緒に怒り、泣き、笑いますよ。

 

       クローバークローバークローバークローバークローバー

 

我が家のタヌちゃん(ジャンクン)が逝って3週間。

チビコの大けががあり、それに振り回されタヌちゃんを偲ぶことなどできません。朝からギャー、ニャーと今日も大騒ぎ。

「1~2週間、家で閉じ込めておけば慣れるもの」というアドバイスなどをもらいましたが、とんでもありません。左後ろ足を固めていても、いまは走り回り、1㍍の壁も飛び越えます。「ダメだって!」と叱っても全く聞きません。

まだ骨が固まっていないので、外には出せません。あと1週間はがまん。人間の方がへろへろです。

 

いま、朝寝の最中らしく、ゲージに入って珍しく静かです。隙間の時間、タヌちゃんのことを思い出します。

2021年5月31日のタヌちゃん。お~い。戻ってこないけれど、忘れはしないよ。

 

あっ、チビコが雄叫び上げだした。「ワッ、オ~、ギニャ~~!」
浸らせてくれません。